丈夫なおうちだよ!? | 家づくりのススメ

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人は住まいによって変わります。理想の住まいを創るということは                 描いた自分に変わっていくための大事なプロセスです。                       消費者がわかりやすく理解しやすいブログにしていきます。

先日、街中を車で走っていた時に、3歳の娘が

「あ!レンガのおうちだよ」 (←ただのタイル張り)

「きっと丈夫なおうちなんじゃない?」

「うちはレンガのおうちじゃないから
 あんまり丈夫じゃないんじゃない?」
      (↑今住んでいる家はサイディング張りなので)
と言っていました。




三匹のこぶたに出てくる、れんがの家・・・。
2人のお兄さんが造った藁と木の家はオオカミに壊されてしまいます。
一番下のこぶたが造ったレンガの家は丈夫でした。
そのことですか・・・。なるほど。



地震が来ても、台風が来ても壊れない安心な家。
基本的にはそれはそうです。

よくクライアントにこう聞かれます。
「この家は地震が来ても大丈夫ですか?」
「木造は鉄骨造より地震に弱いんですか?」
「やっぱり鉄筋コンクリート造は強いですよね?」

お気持ちはわかります。
しかし、発想のスタートが若干違うんです。
大地震がきて地面が裂け、陥没したらいくらなんでも無理です。
阪神大震災のような数百年に一度に起こる大地震に対して
倒壊しない程度の強度が、法律で定められた強度なんです。
ですから、法律に基づいて造るのを基本としています。
木造と鉄骨造はどっちが?ということではなく
それぞれ法律に基づいて設計します。
どちらも壊れないように設計しますからご安心ください。
鉄筋コンクリート造は大きな柱や梁を使うことで
大空間を造るのに適した構造です。
1m角の柱などで、構造体が大きくなっても
関係ないくらい大きな空間ですと効果的なのですが
住宅を設計する上では適さないこともあります。
鉄筋コンクリート造は強いというよりも
大きな材料で大きな空間を造ることが出来る構造です。

と、ここまでは優等生な答え。


ここからは意地悪な答え・・・

しかしですね・・・
もし、本当に大地震がきたらどうするんでしょうか?
やっぱり電気や水が止まるでしょうね。
お隣さんが倒壊して、住めなくなったらどうします?
お兄さんこぶただったら泊めてあげますよね。
お隣さんどころか周りの家がほとんど壊れてしまって、
お宅だけが残っていたらどうします?
寒い寒い季節だったらどうしましょうか?
壊れない、丈夫、安全はもしかしたら程々かも知れませんよ?

と、脅してみる・・・?



話は戻って、

でもこれから家を建てるのであれば、
少なくとも大地震があっても体育館とかに避難しないで済む家
というのは基準ではないでしょうか?
今はまだまだ81年の新耐震法以前の古い住宅が多く、
倒壊の危険がない家はごくわずかという状況では
避難をせざるを得ない方が多いのが現実です。

「壊れない家」「鉄骨だから強い」・・・など
そういった会話に終始してしまわないコミュニケーションが大事です。
建築主も建築家も人ですから上手なコミュニケーションを取ることで、
  
 「安心な家づくり」

 を提案できればなと心から思います。