時間は有限、努力は無限、後悔は永遠 | 風の行方

風の行方

~ゆるゆると遊び亥♀~
海から生まれていつか空へ

↓ 冷たい空気のきょう、録画しておいた映画「敦煌」を観た。35年くらい前の作品。

 

 

井上靖の原作で、20世紀初めに西域で千年近く昔の、貴重な仏典などの資料が発見された事実に、井上靖が想像を交えて書き上げた。

佐藤浩市、西田敏行、田村高広など。

 

当時話題になったのを思い出し、録画して観たら、砂漠での戦闘シーンは激しくて、スキップした。

宋、西夏などが牽制しながら領土を広げようとしていた時代。

 

ウイグルは多民族自治区で、この頃は平和だったのに今は報道だと大変。

中国に脅かされている。

 

現在進行中のウクライナへの侵攻のロシア。

言葉で交流し、一致点を見いだす世界を作るのは、至難のことと思った。

 

画面に広がる当時の地図に、ソ連やロシアの国名はない。モンゴルが大きく東ヨーロッパまでせり出していた。チンギスハーンか、。

 

夫は戦うシーンがいやと、寒いのに本屋へ行ってしまった。

2時間半の映画が終わると、将棋の本を買って帰宅。「寒い、コーヒーちょうだい」。

 

観終わって、あまり気持ちが良くない。

ロシアも中国も他国の領土を取り込もうとしている。ブッダも紀元前から周囲の争いに嫌気がさし、城を出たのだ。現代まで果てのない戦い。

 

孫からのメールに慰められた。

 

2日前の夕刊。50代の声楽家がぐずぐずしていたら、高校生の娘から「時間は有限、努力は無限、後悔は永遠」と言われ発奮した記事が載っていた。

 

いい言葉だなぁ、しかも高校生の言葉なら等身大、と、中高の孫のラインにお節介にも紹介した。

そうしたらあくる日から3人からボチボチ返信。

中2の孫は二人とも漫画のアイコンのセリフ入り。一人のはセリフの意味が分からなかったけど。

高1は、「頑張ろうという気分になるね」。

 

私も歳なんて言わないようにしようとに励まされたのだった。