7Band Dipole | JK3QBU と ILZ

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オキナインコ と アマチュア無線のアンテナ製作

一昨年だか、昨年だったか 実験的に7Band Dipoleを作ってみました。
アルチューハイマー(アルコール性若年健忘症) ですのでいつ作ったかは忘れました。
写真が若干残ってましたのでアップします。
イメージ 1
上は3.5の3/4λ フォールデッド・ダイポールです。
その下に輪っかの周りに何本かの針金エレメントが見えますが、これが7Band Dipole です。
バンドは 7/10/14/18/21/24/28 です。
地上高は約14mです。
また OM にあんたのアンテナは針金ばかりですね。 と言われそうです。
敷地は長いのですが、幅が狭いため色々なダイポールを張ることが出来ません。
はたして 7Band でうまく同調が取れるか心配なのですが、かけるお金は安いので気楽にチャレンジできます。イメージ 2
使うエレメントはアルミの1.5mm線です。
各バンドごとに所定の長さに切っておきます。
L=300/4:/λ(m) ですが若干長めに切っておきます。
切ったらどのバンドのエレメントか分からないので区別できるようにしておきます。
イメージ 3このように作ります。
この丸い部材はホームセンターで見つけました。
何に使うのかよく分からなかったのですが、OMに聞くと「基礎の生コンを打つときに使う。」ものだそうです。
直径は15cmほどです。円周を7等分にして印をつけて止めていきます。
 
1バンド10回も屋根を往復すれば調整できるやろ・・・・ という考えで気楽に思っておりました。
イメージ 4この2本の左端をバランに取り付けます。
 
ブログを書くのでしたらもっと写真を撮っておくのでした。
 
 
 
 
 
 
結果を先に書けば、どのバンドもSWR≦1.1に収まりました。
ただ通常のダイポールの調整ではうまくいきません。
どのバンドも 給電部インピーダンスを50Ωに合わす為、左右のエレメントの長さが違います。(トランス等は使ってません)
 
当然、周波数が高いほうから調整をしていくのですが、18MHzくらいからわけが分からなくなってきます。
というのは、色々な周波数でDip 点が出てきてどのDip点が調整しようとするDip点か分からなくなってしまうのです。
 
あんなこんなで、何とか調整は終了しました。
屋根への往復は軽く200回を超えたと思います。
使い勝手は非常にいいです。
周波数の切り替えは無線機のバンドスイッチを押すだけでいいのですから楽チンです。
SWRも落としてますから、チューナーも関係なしです。
 
ただ、飛びは ? です。
いろんなエレメントが近くにありますから影響を受けているのでしょう。
モノバンドのダイポールの方が良く飛んだ気がします。
ダイポールが1本しか張れない方はやってみても面白いかもしれません。
7Band の 全てフルサイズ・ダイポールですから。
 
エレメントはこのアンテナでは銅線は駄目です。
非常に重くなります。
 
尚、最近はこの7Band に私出てませんので、使ってません。