このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。
思いつくままに書いており時系列順ではありません。
あらかじめご了承ください。
「ゾウの時間 ネズミの時間」
それほど乖離してはいませんが
「介護者の時間と被介護者の時間には
差がある」
経験的にそう理解しています
一つは
予定のある人と
特段何もすることがない人の差
義母を老健に入所させた際
当人から
あれこれ依頼がありました
例えば衣類について
「東側の部屋の押入れに
カーディガンがある
すぐに持って来て欲しい」
「すぐに」とは言われても
往復3時間の距離です
ただ「今日中に」とは言わない
「すぐに」とは
いつまでなのでしょうか
数日放置していても
何も苦情を言われません
つまり
「すぐに」とは
「そのうちにと理解すればよい」
そういうことになります
とくに困ることはありません
ただ
義父が特養に入所してから
面会に行くと
なかなか帰れない日々が続きました
話が途切れないのです
「そろそろ失礼します」
そう言おうとしても
言わせない
話題が変って
また長々と話は続きます
多分意図的に
引き留めていたのでしょう
本人の意志を事実上無視して
入所してもらった手前
さっさと帰る訳にもいきません
ただ
こちらには予定があります
例えば合唱指導ですと
行かなければ練習が始められません
時間は刻一刻と迫っています
介護を経験しておられる方なら
ご理解いただけるのではないかと
思います
けっこう苦労します