立ち止まる勇気は必要 | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

義父の話です。

何度も書いておりますが

医療過誤による発作のようなもの。

 

 

 

義母が自分の担当外科医

義父を連れて行って相談しました。

 

「最近もの忘れが激しい。

認知症ではないか。

薬を出して欲しい」

 

なんと

その場で処方箋を

書いてくれたようです。

 

 

病院内には神経内科もありましたが

週に一日で

外科からの紹介状も必要。

 

面倒だったからとは

思いたくありませんが

アリセプトを通常の倍以上処方

 

 

 

要するに

認知症の診断などせずに

薬を出したということのようです。

 

 

 

当然のように副作用で暴言。

 

我々が駆けつけて

精神病院に

医療保護入院となりました。

 

 

 

問題はそこからです。

 

精神病院の医師からは

「これは使わないから」と

アリセプトは返却されました。

 

ただ

それ以上のコメントはありません。

 

 

 

義母が恐怖から

同居を拒否したことで

グループホームなどの視察

繰り返しておりました。

 

 

 

そこへ

ケアマネさんから

特養の入所を勧められた

 

特養所属のケアマネさんでした。

 

 

ことは

とんとん拍子に進み

精神病院から特養に転居。

 

 

 

今思えば

ここで一呼吸置くべきでした。

 

そもそもの原因は何なのか。

 

今は入所が必要な状態なのか。

 

いきなり特養は

本人の状態から判断して

無謀ではないのか。

 

 

しかし

法定相続人となる親族は

誰も特養入所に反対しません

 

すべてが歓迎ムード。

 

 

 

義理の関係者としては

水をさすのが難しい状況です。

 

「特養以外も考えてはどうか」など

言おうものなら

全面的に介護を引き受けることに

なったでしょう。

 

 

 

ただ

その後の展開では

事実上の主介護者として

全面的に介護を受け持つことに

なりました。

 

 

 

そう

いずれにせよ

主介護者になるのなら

被介護者にとって最善の道を

もう少し丁寧に

探るべきではなかったか。

 

 

今後

親族や近隣住民に介護が生じた時は

冷静に判断し

アドバイスもしたいと

考えています。

 

 

 

入所介護が最善ではなく

終着でもないことを

知っていただきたいのです。