ブランド志向の危うさ | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

会社社長である友人が

お母さまを

高級老人ホームに入所させました。

 

全国展開している

ブランド力の強い施設です。

 

 

 

完全介護なので

ご家族は

訪れる必要がないとのこと。

 

 

 

でも

子が親に会いに行くのです。

 

「必要がない」は

施設の勝手な言い分

 

 

 

案の定

「行ってみたら

掃除さえ出来ていない

食事には

お袋は満足しているけど

あれで月50万円は如何なものか

 

見栄を張る社長ではないので

お値段相当のサービスが受けられると

思っていたのでしょう。

 

 

 

でも

名前

つまりブランドだけで

被介護者を入所させたい介護者は

いるのですよ。

 

 

 

義父が特養に入った時

義母は自慢していました。

 

たしかに

地域で一番豪華そうに見えた施設

 

いかにも入所は難しいと

思われていたようで

普通の人は入れないのでは」

ご近所の評価もそう。

 

義母は鼻高々。

 

ケアマネさんも

「入れてあげた感」

強く出していました。

 

 

しかし

サービスの内容は

他の特養と変わりません

 

 

 

特養には

それなりの縛りがありますが

結構やりたい放題

老人ホームも目立ったいます。

 

 

「天然温泉付き」

意味不明の「完全介護」

 

とくに

「ご家族がお見えになる必要は

一切ございません」

先にも申しましたが

親に会いにいくことは

子として当然の行為です。

 

施設にあれこれ言われることでは

ありません。

 

 

 

しかし

その「売り」を無警戒に受け入れ

 

「一生行かなくてもよい施設」

自慢して歩いている子がいるのも事実。

 

自分の本音を晒している

過ぎないのですが。

 

 

被介護者と一緒に訪れて

自分の五感で判断する。

 

介護の基本姿勢です。