復帰のきっかけ | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

能登半島地震の

被災者への支援について

れいわの議員が質問に立ちました。

 

障がい者が排除されている

といった

ショッキングな実態

訴えておられました。

 

 

 

被災者救済を叫ぶ方々は

まさに

万博どころではないとの

認識なのでしょう。

 

 

為政者が

二次避難を口にしながら

食料が不足しているとの実態。

 

ますます弱者

生き残れない状況に

追い込んでいます。

 

 

 

もはや

自然災害ではありません

 

「為政者による人災」とは

言い過ぎでしょうか。

 

 

被介護者

言うまでもなく弱者です。

 

施設入所者には

戻るべき場所はありません。

 

ないから

施設に入ったのでしょう。

 

 

 

介護職員の自宅も被災していますが

彼等

彼女らは

職務から離れることさえ

できないようです。

 

 

ただ

ここで述べるのは

相応しくないかもしれませんが

 

我が実家が

阪神淡路大震災で被災した時の話を

してみたいと思います。

 

 

 

今は亡き実父

定年後の抑うつ状態で

引きこもりがちになっていました。

 

実家を訪れても

自室に籠ったままで

ほとんど寝ていました。

 

 

 

その父が

震災後に「活き返った」のです。

 

食料を買い出しに行ったり

近くの銭湯に通った

 

やたらと

行動的になりました。

 

 

実家は

倒壊しませんでしたが

2百メートルほど離れた住宅地は

全滅状態でした。

 

「神戸大空襲を思い出した」

とにかく

生きなければならない

実感したようです。

 

 

 

稀な例なのでしょうが

このように

想定できなかったような危機

人を蘇らせることも

実際にあるのです。

 

 

 

ただ

「強くなった被災者」は

フォローしなければなりません

 

危機感は

そんなにも長くは

続かないからなのです。

 

日常に戻る前に

諦めていたリハビリなど

社会復帰のために

フォローすることは

不可欠ではないか

そう実感しているのです。

 

 

少なくとも

被災地から目を背けてはならない。

 

為政者に

強く求めます。