時間の流れは施設によって異なる | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

入所者が感じる時間の流れ

施設によって異なります。

 

 

 

どういうことかと言いますと

 

例えば老健では

集団で行なう作業が頻繁にあります。

 

 

食事の前の体操に始まり

七夕の短冊づくりや

クリスマスの飾りつけ

さらに

カラオケ大会など

けっこう課題が盛りだくさん

 

 

 

面会に訪れても

すぐに次の作業が始まることも

少なくありません。

 

 

 

もっとも

入所者

つまり親御さんが

皆と同じ作業・動作を好まないのなら

面会によって

逃げることが可能

 

自分の部屋に戻る理由ができます。

 

 

 

「子供が来ているから

何か用事があるのだろう」

 

そう言って作業から離れることが可能。

 

 

 

「頻繁に来て欲しい」

そういうお願いもあるでしょう。

 

 

 

ただし

集団作業は

社会生活の一環でもあります。

 

認知症になることを避けるためにも

参加して欲しいものです。

 

 

 

一方で特養はどうでしょうか。

 

要介護度が高いため

既に社会生活ができない方

かなりおられます。

 

 

このため

集団で何かすることは

まずありません。

 

 

 

慰問に訪れる団体もありますが

あくまでも受け身です。

 

歌を聴くことがあったとしても

歌う機会は少ない筈です。

 

 

社会生活が可能な方は

時間を潰すのがけっこう大変です。

 

面会に訪れると

話し込むことも多くなります。

 

 

 

つまり

ゆっくりと

時間が流れているのです。

 

 

 

老健や特養でない

老人ホームに入所されている場合は

この時間の流れを

把握しておく必要があります。

 

 

家族の役割が

施設によって微妙に異なるからです。