医師とのコミュニケーション | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

「施設に入れてしまうと

どうしても職員任せになる」

 

特養などでの施設介護で

そう思われる介護者は

多いでしょう。

 

 

 

専門家の集団だから

あれこれ声をかけることも

なかろう」

 

一般的な見解なのでしょう。

 

 

しかし

カンファレンスといって

施設側としては

介護者と相談の上で

介護計画を作らなければなりません。

 

 

 

ただ

これとて

打ち合せの場では

「完成形」ができ上っています。

 

介護者側が

異論を挟む余地は

ほとんどないといって

良いでしょう。

 

 

 

ですから

常に受け身になりがちです。

 

 

 

しかし

注意しなければならないこと

あります。

 

介護と異なる

医療系の打ち合わせです。

 

 

 

心不全が認められる」

医師からは

ただそう伝えられるだけ。

 

 

 

「ウチでは

治療しようがない

とも

 

「放っておいたら

どうなるのでしょうか」

 

そう質問しても

「だんだん悪化するだけだね」

 

これは

早く治療せよとの示唆なのか

 

あるいは

医療機関に入院しても

治療のしようがない

ということなのか

わかりません

 

 

 

それを

質問しても

「家族が考える問題」としか

おっしゃいませんでした。

 

実際にあった話です。

 

 

 

施設長である医師としては

「面倒な入所者だから

早く出て行って欲しい」

 

今にして思えば

そういうことだったのでしょう。

 

 

さらに

「治療薬を出しておいた」

で気をつけなければならないのは

頓服服用の話。

 

 

 

よくあるのが睡眠剤

 

眠れないとおっしゃるので」

 

「睡眠剤が欲しいと

本人が言っているのですか

と問うと

 

「だから今

ご家族に確認しているのです」

 

なんとなく

話がすれ違っています。

 

 

 

「施設としては

寝てもらわないと困る」

というようにも聞こえます。

 

 

眠れない原因は様々。

 

昼夜逆転

ありそうな話です。

 

昼間に寝ているから

夜寝られない

といった単純な原因です。

 

 

 

だったら

昼間起こしておけば良いのですが

施設はマンツーマンではない

 

 

 

そうなったら

家族が訪ねて行って

生活のリズムができるまで

一緒に行動すべきかも

しれません。

 

睡眠剤には

依存性という問題と

ふらつきなどの副作用があるからです。

 

転倒の危険性が増すということです。

 

 

痛み止め

痒み止めなども

そもそもの原因

突き止めなければならない。

 

ただ

分かっていても

なかなかできません。

 

 

 

それでも

疑問を持つことは大切です。