このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。
思いつくままに書いており時系列順ではありません。
あらかじめご了承ください。
「歩けるようになったら転ぶ」
赤ん坊の話ではありません。
リハビリを受ける高齢者のお話。
義母のリハビリが
こうでした。
神経内科で
パーキンソン症候群との診断。
パーキンソン病ではありませんが
似たような症状が出ます。
歩行器があれば
普通に動けるのですが
その場合
突進していく危険が加わります。
歩行困難なうちは
家のなかを這って移動します。
みっともないと嘆く親族がいましたが
そうではありません。
安全なのです。
転んで怪我をする心配はない。
これが
訪問リハビリなどで
歩行機能が回復してくると危険。
子供と違って
歩けていた頃の記憶があります。
「歩けた頃と同じように
どこでも行ける」
大きな勘違いをします。
自宅近くの裏道が
舗装されていないので要注意。
石に躓いて転倒する危険が
あるからです。
まだまだ本人の思うほど
機能は回復していませんでした。
同居する家族がいないので
注意してあげることが
できません。
このように
リハビリによる機能回復が
思わぬ怪我を招く恐れがあるのです。
独り住まいなら
頻繁に親族が来て
一緒に歩行する必要もあるでしょう。
これも介護の一環。
くれぐれも放置しておいては
いけません。
ただ
この心配が
意外な場所で現実化しました。
デイサービスで
椅子からずり落ちて
骨折したのです。
介護のプロである介護士がいたのに
事故は起こりました。
「座っていてね」
介護士の指示通りにせず
立ち上がろうとしたようです。
「自分は歩けるから」
人としてのプライドが
招いた事故なのではないか。
どこでも起こりそうなことです。
くれぐれも
ご注意下さい。