特養では施設長の医師から
ある時期を境に
頻繁に呼び出しを受けました。
義父の心不全が悪化し
足に浮腫みができた頃からです。
呼び出しも最初の頃は
「来週都合のつく日はありませんか」
程度でしたが
「今週」になり
「明日の午後から」あるいは
「今日来れませんか」
と緊急度合いが高まって行きました。
今考えれば
見事な演出だったのかもしれません。
たしかに
病状は悪化していたのでしょう。
「病院に転院して治療すれば?」
これが本当のメッセージでした。
しかし
「最期まで看させて頂きます」
入所時言われた
施設のケアマネさんの言葉。
これが頭にこびりついていたので
転院は考えませんでした。
ところが最後に呼び出された時は
「家にいたら救急車を呼ぶ筈だ!」
でも施設は呼びません。
呼べという指示なのでしょう。
結局119にスマホで連絡。
救急隊は駆けつけましたが
「自分で歩けるじゃないか」
少なからず怪訝な表情。
「家族の希望だから」
施設関係者はおっしゃいます。
この段階で議論しても始まりません。
結局となりの市にある病院に転院。
特養に戻ることはありませんでした。
実態はこんなもんです。
ご注意下さい。