毎度ご来店・紅茶通販ご注文誠に有難うございます。
おうち時間が増えている最近では手軽なティーバッグだけでなく、茶葉から紅茶をいれて楽しみたいお客様も多くいらっしゃいます。
前回は茶葉の種類によってサイズの違いがあるお話でした。
今回は紅茶の抽出時間についてを再掲したいと思います。
この抽出時間(蒸らし時間)も1人前、2人前いれるとき、あるいは茶葉のカテゴリ、そしてストレートで飲むのかミルクティーで飲むのかによっても変わってくるので悩むところかもしれません。
茶葉の分量と同じく、飲む紅茶の味わいを決定する大事な部分です。
紅茶の味の「好み」も抽出時間が重要な要素を占めている様に思います。
例えば、スリランカ・キャンディのスタンダードな茶葉(OPサイズ)。
これは通常カップ1杯の抽出時間は3分が目安になりますし、お店でもそうオススメさせて頂いています。
ですが、これを2分、あるいは2分半の抽出時間にすると味わいも当然変化します。
写真は左から2分、2分半、3分と茶葉の分量同じくして抽出時間を変化させたもの。
写真だと微々たる差かもしれませんが笑、茶液の色は抽出時間を長くするにつれて濃くなっていきます。抽出時間を長くすればするほど相対的にお茶の味は濃くなっていきます。
従来はこの「3分」が紅茶界的に最適解であった様に思いますが、個人的にはストレートで飲みきるには3分の濃さは強すぎる場合も多いかなと感じます。
ホットティーの場合、沸騰した熱湯、飲む量に合わせた茶葉の分量がしっかりしていることを前提にしつつ、茶葉のポテンシャルを最大限に引き出すという観点からは最適解なのですが、そこにはもちろん紅茶の元来持つ「渋み」も加わってきます。
この「渋み」はもちろん「旨み」の一部なのですが、世代や性別によっても感じ方は様々ですし、この渋みを嫌う方もいます。人の好みや嗜好が多様化している今の時代は特にそうかもしれません。
したがって私はその日の気分や体調、あるいはスイーツの有無などシチュエーションによって抽出時間も変えてみると良いと考えています。
2分-3分の間でさらっと楽しみたいときは2分、じっくり味わいたいときは3分など、飲む紅茶の味わいに幅を持たせてみると、
今までクセがあるなぁと思っていたお茶が飲みやすく感じたり、ミルクティーにしてみると合うかも!といった新たな発見があるかもしれません。
先日紅茶の茶葉のサイズによって味わいのカテゴリを分類できるということをご紹介しましたが、この茶葉のサイズの分類からざっくりと、熱湯で抽出する場合は、
大きい茶葉は3分、小さい(細かい)茶葉は2分半~3分
少し湯温を下げて入れたい場合はお茶の成分の出方は熱湯の時と比べて相対的に緩やかになっていくので、
大きい茶葉は4分、小さい(細かい)茶葉は3分
が個人的にはオススメ。もちろんお湯の温度でもお味は変わってくるので是非色々試してみて頂けたら幸いです。
私自身は「味わい」に関してはどれも好みに合うものは「美味しいいい!」と思ってしまうほうなので「こうでなくてはならない」というこだわりは持っていませんが、
日々変わっていく商品としての紅茶を正しく理解する必要がありますし、お客様の飲みたい味わいに近づけることが出来る様に、あらゆる観点からその茶葉の特性を知って、それらを誠意を持ってお客様にお伝えするのが仕事だと考えています。
そういった意味でいまテイエールで取り揃えているお茶たちはとても「センス」があると思います。それは私たちの紅茶屋としてのこだわりです。
自画自賛になってしまいましたが!笑
紅茶のいれかたや飲み方に迷ったときは是非ご相談くださいね。
店長
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「横浜元町 紅茶専門店ラ・テイエール」
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