「日韓次世代映画祭」「下川正晴研究室」「大分まちなかTV」ブログ

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下川正晴(大分県立芸術文化短大教授、shimokawa502@gmail.com 携帯電話090-9796-1720、元毎日新聞論説委員、ソウル支局長)。日韓次世代映画祭は2008年開始。「大分まちなかTV」は、学生と商店街のコラボ放送局です。

第6回別府日韓次世代映画祭(3月28日~30日、別府市中央公民館)は、盛大かつ無事に終了致しました。皆様のご協力に厚くお礼申し上げます。次回の映画祭は、来年3月に予定しています。ますますのご声援をお願いする次第です。ありがとうございました。映画祭の模様を記録した画像を、映画祭ディレクター下川正晴のFACEBOOKに収録しています。どうぞ、ご覧下さい。
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ブログを更新しました。 『日韓次世代映画祭/組織委員長の間島一雄さんの尽力なしで、この映画祭は成立しない。』 http://t.co/TazYrdyd1l
4/3 7:38

ブログを更新しました。 『今週末は、佐伯の「学生カフェレストラン」!!』 http://t.co/4zbE6RiUeL
4/3 7:58

ブログを更新しました。 『「神奈川芸術大学映像学科研究室」。久しぶりに、超~ツマンナイ映画を見た。マジで。』 http://t.co/rdJkvJDuOD
4/3 7:58

ブログを更新しました。 『別府日韓次世代映画祭/東京へのお土産は、野田商店の巻き寿司、昆布巻き、高野豆腐・・・』 http://t.co/32nYsGMA5N
4/3 7:58

ブログを更新しました。 『大分県立芸術文化短大/入学式に自称「キューティ&ボクサー」みたいな男女学生がいた。』 http://t.co/el24uY7xT1
4/3 19:54

ブログを更新しました。 『大分市「シネマ5」の日本映画名作選/日本の戦後映画は、力強かったんだなあ。』 http://t.co/0yMKOfkjEA
4/3 20:15

ブログを更新しました。 『「極楽都市」だった別府。昭和3年、公会堂(現在の別府市中央公民館)が竣工した。』 http://t.co/oJlmPq5Ryd
4/3 20:15

これで、田井支配人が選定した「日本映画名作選」、全部見た!!

黒澤明監督「醜聞(スキャンダル)」。明日まで大分市「 シネマ5bis」。600円。

三船敏郎、山口淑子、志村喬のトリオ劇。志村の汚れ弁護士役が秀逸なのだが、三船のベタな人間ドラマが、これまた、よろしい。小沢栄太郎の悪徳編集長役も、地で行く感じで、面白かった。1950年作品。日本の戦後は、力強かったんだなあ。

それに引き換え、昨夜見たゲーダイ大学院作品、あれは一体、なんなんだ(笑、くどい)。日本の衰退。決して「成熟」ではない。勘違いしている能天気なヒョウロンカが多過ぎる。いまが勝負所なんだぜ。
芸短大入学式@初のホルトホール大分

新しいホールに、新入生。芸短大合唱団「♬ひとみをあげよ 希望を高く 思いを熱く♬」。座席もたっぷり。赤と黒、白のコントラスト。鮮やかでした。

知事告示は例によって、原稿なし。自らの思いを語る。「芸短2年間、素晴らしいものに」。異議なし! 

式後、専攻科(大学3、4年に相当)造形専攻の男女学生に、ロビーで遭遇。自称「芸短のキューティー&ボクサー?」(笑)。大いに暴れまくってください。

写真左の金髪青年は、芸短大造形専攻科1年(大学3年に相当)のイケメン浦丸くんです。

一昨年、日韓合作短編映画「チョコレートラブ」で主演。女子留学生から、ほほに流れる汗をペロッと舐められるシーンを、我慢強く好演しました。その後、僕の研究室には「浦丸くんの映画のDVD が欲しい」という女の子が殺到し、僕はひどく迷惑したのでした(笑)。

どういう風の吹き回しか、きょうの入学式には、ご覧のような格好で出席。みんなから笑われて、「快感」に浸っていました。さっそく僕は、この夏の日韓合作映画の再主演を彼に提案。だれか相手役になりたい女子学生がいたら、ご連絡ください。
東京へのお土産は、野田商店!!!

第6回別府日韓次世代映画祭を見に来ていた慶子さんが、きょう、東京に帰ります。うちの奥さんのお友達。映画祭の常連です。

お土産は、別府駅市場の名店・野田商店の巻き寿司、昆布巻き、高野豆腐、筑前煮、イカの天ぷら、こんにゃく、白和え、ポテトサラダほか多数。来年もまた来てください。
久しぶりに、超~ツマンナイ映画を見た。マジで。(笑)

夜9時35分からの大分市「シネマ5bis」。東京藝術大学大学院映像研究科修了制作「神奈川芸術大学映像学科研究室」(坂下雄一郎監督)。映像学科助手が学生の機材盗み出し現場に遭遇した。事件を隠蔽しようとする教授陣。しかし、事態は思わぬ展開へ・・。

ストーリー自体がせせこましい身内話。大学の官僚体質に飽き飽きしている身には、何の「毒」もない。わずか70分でエンドロール。テンション低い!とあきれてしまった。「学生映画でも見所のある作品があることを知って欲しい」と学生監督さん。よく言うよなあ(笑)。志が低いよ。

こないだ日韓次世代映画祭で上映した短編映画「それぞれ」。主演の桜子(今春、芸短大を卒業)が、へたくそな韓国語で「●●ったれ!」と韓国人の男に悪態をつきまくる日韓合作の方が、よっぽど時代的センスがある。

映画館を出しなに「超ツマンナカッタ」とつぶやいたら、切符もぎりの若い女性が「スミマセン」と謝った。イヤイヤ、そうじゃなくて。「日本の映画大学院のレベルの低さを教えてもらって、ありがとうございます」。支配人には、そうお伝えください。
今週末は、佐伯の「学生カフェレストラン」!!

新2年ゼミ生の安部佑哉くん(写真上の前列左)が中心になって行うイベントです。4月5、6日の両日午前10時から、佐伯市仲町まちかど広場で開催されます。

佐伯市出身の安部くん。高校時代の同級生たちに働きかけて、「佐伯市で初めての学生イベント」を開くことになりました。先週末の映画祭で疲労困憊のはずの女子学生たちが、全員総出で応援に駆けつけます。4年ぶり2度目(笑)の男子ゼミ生です。

地元産品を使ったお弁当(100個限定、若鶏の塩糀焼き・佐伯サラダ・ミニ玄米パン&バターロール・ミートソースペンネ)を500円で販売します。マリンレモンスカッシュは1杯100円です。

以下にご紹介するのは、安部くんが「春休みの課題作文」で書いたアルバイト体験。これを読めば、彼がどんな人物か、一目瞭然です。今週末は是非、こんな青少年を激励に、佐伯まちかど広場にお出かけください。

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「1時間で、150人」

14時~15時の間、レジに大量の列ができる。大学生になって、初めてのアルバイトをした。100均業界で、急成長を続けている企業だ。職場は、トキハインダストリーの中に、店を構えていた。店長は、40代後半の女性。岐阜県にある本社と、東京の支店で10年間働いていたベテランだ。たばこは、1日1箱。事務所に入ったときの匂いで、店長がいるかどうかすぐに分かる。

 サービス業がしたい。給料よりも、多くの人と関われることに喜びがあった。片手では、数えきれないほど失敗をした。その失敗、1つ1つが机上では学ぶことのできない大切な勉強だった。

 車いすの、おじいちゃん。耳も遠く、手に障がいがあるため、お金を上手に出すことができない。陶器と線香をよく買って帰る。僕にとって、1番のお客様だ。この日は、陶器を6点、線香を10点買った。

 視力が悪いため、おじいちゃんのそばに行って、「おじいちゃん、お会計1,680円です」と言う。普通なら、「16点で、1,680円ちょうだいいたします」と言うが、臨機応変に対応する。キャッシュトレイまで手が届かないので、レジ台で、おじいちゃんと、お金を数える。1000円札が1枚、100円玉が5枚、50円玉が2枚、10円玉が8枚。財布からお金を出すときも付きっきりで行う。一緒に、ゆっくり数えるため、5分程度かかる。これは、店長がレジをしたときでも、ほぼ同じだ。陶器は、割れないように、それぞれ丁寧に新聞紙で包む。

 おじいちゃんの接客を終えると、後ろに並んでいた女性からクレームを言われた。「さっさとしてくれない?こっちは急いでるんだけど」申し訳ありません。大変お待たせいたしました。こういう時こそ、めいいっぱいの笑顔と、まごころで接する。アルバイトを通じて、学んだことの1つだ。ピンチはチャンス。嫌な場面ほど、チャンスは多い。

 次のアルバイト先は決まった。佐伯の老舗居酒屋だ。就職活動が終わったら、また新しい気づきに出会える。
昨日、別府の間島一雄さんの会社に、チマチョゴリ9着を返しに行った。別府日韓次世代映画祭の組織委員長。女子学生スタッフたちは,チマチョゴリの着付けを来日女優オム・ジウォンさんに教えてもらい、感激していた。

15歳の時、敗戦を京城(ソウル)で迎えた。別府市日韓親善協会会長。映画祭にも来られたキム・スヨン監督の日韓合作映画「愛の黙示録」(韓国孤児に生涯を尽くした日本人女性がモデル)に資金援助した。

最終日の30日。間島さんが体調を崩されたと聞き、心配していたが、元気そうだった。地元紙の報道ぶりを見せながら、「当日券もだいぶ売れました」と喜んでいただけた。

間島さんの尽力なしでは、成立しない映画祭だ。「次世代」の諸君にも、「既成世代」の労苦のほどを、じっくり話してあげるつもりです。