幼い子供の時にその命が終わってしまう自分の過去世、三個目に遭遇しました。
以前にも書かせて頂きましたが、お陰様で現世の自分からの潜在意識統合ネタが思い浮かばず、
毎度お馴染みのハイヤーセルフのジェシーと共に過去生へジャンプしました。
アトランティスで実験体のキメラ(ケンタウルス)として生を受けた十代前半の男の子。
翌週に酷い目に遭うことを避ける為、親代わりの飼育員さんの計らいで心中するとの事。
飼育員(キメラ研究員)はグループソウルの方でした。
私「普段から辛い思いや恐ろしい目に会ってしまっていたの?」
男の子「そんな事はないけれど、週に一回しか草原に遊びに行けないんだ。あとはずっとこの建物の中にいるだけなの」
「学校は?」
「それは何?」
「そっかぁ。えっとお父さんやお母さんはどこにいるの?」
「ん?」
男の子の背景のビジョンにより実験室で作られた命であることを知りました。
「身体の具合は大丈夫?」
「この皮膚の境目が時々凄く痛くなって、身体の中が窮屈で息が詰まりそうになるんだ」
「ちゃんと治療してもらっている?」
「うん。でもね、もう大丈夫なんだ。内緒の話しなんだけど、来週草原へ行ったらマースリーと一緒に終わりにするの」
「終わり?」
「うん。やっと自由になれるんだよ」
瞬時に流れて来るビジョンによると、その草原に行った翌日に男の子は解剖実験体として殺される事に決まっていて、誕生後からずっと男の子の飼育員であり研究担当だったマースリーの良心と悔恨の念から二人は心中するとの事。
安楽死ではない拷問のような殺し方でその最中のデータも大切な研究対象であることから、心が壊れてしまう研究員が多数いるような環境との事。
あまりにも惨過ぎるビジョンになんとか泣き出さないように自分を抑えるのがやっとだった。
「マースリーの事、好き?」
「うん。大好きだよ」
「終わりの意味は分かってる?」
「うん。マースリーと一緒に二度と起きない薬を飲んで今の僕を終わりにするんだ。マースリーも新しい自分になれるから楽しみなんだって」
「そっか。よかったね。本当に良かった。マースリーさんもいい人で良かった」
もう我慢の限界で泣いてしまいました。
健気なこの子とマースリーさんの深い愛情への感謝。
ジェシーが男の子をハグして頭を撫でながら言いました。
「眠りに就いたら私が君を迎えに来るからね。マースリーさんのハイヤーセルフも一緒に来るよ」
「ありがとう」
ジェシーに視線で促されて、私もケンタウルスの男の子をハグしました。
「今までよく頑張ったね。だから頑張って大変だった思いをポイって捨てようね」
「うん」
男の子の辛かった思いをギュッと固めると黒い球体になりました。
宙に浮いているその球体をジェシーがバズーカーのようなものに詰め込むと、無機質な部屋から草原へ三人一緒にテレポート。
「じゃあ、いくよ!」
大空に打ち上げられた球体が弾けて、光り輝く花火となって虹色の光のシャワーが降り注いできました。
「凄く綺麗!!なんだか身体が軽くなったよ。ありがとう!」
最高の笑顔を見る事が出来たので、またハグをしてからお別れしました。
『命は平等!!勝手に尊厳を犯してはならない!!』
そんな当たり前の事が当たり前になっていない今のタイムラインを変える為にも、平和な世界を自分自身で創造していく大切さを何度でも心に染み渡らせていこうと感じたセルフセッションとなりました。