百茶菓帖〜木蓮の花許りなる空を瞻(み)る〜

百茶菓帖〜木蓮の花許りなる空を瞻(み)る〜

中国茶藝師を学んでます。日々のいただくお茶や茶菓のこと、素敵な茶会体験、ティールームなどの記録帖。




春の園紅にほふ桃の花


2月の中国茶のお稽古では中国陶磁器を歴代王朝別に特徴を学びました。


それは実際に間近に見て触れるという何とも贅沢で喜びに満ちる時間でした✨!



まるで紅に美しく輝く桃の花が咲いて
いる苑のようでありました。



清王朝の繊細な絵付け↓




北宗時代に全盛となった白磁





大人気のガラス茶器『EMUI』さんの蓋碗↓




桃は邪気を払うといわれてます。

清王朝時代のもの。






中国の青花(せいか)

染付のこと








こちらも貴重なものを見せていただけました。




西鎌倉の和菓子屋さん『茶の子』の桃饅頭と中国茶をいただきながらの学びでした。

ゆうか


授業後はお家でノートにまとめます📑。




         🫖


お読みいただきありがとうございますジンジャーブレッドマン




桃の節句(3月3日)は、五節句の一つ「上巳の節句(じょうし/じょうみ)」と呼ばれます。もとは3月最初の巳の日に行われていたことに由来します。



愛らしい桃の花に癒されますブーケ2ブーケ2ブーケ2



***ハチブーケ2***

桃の花には古来より邪気を払う力がある霊木とされ、停滞した状況から抜け出し、前向きな行動力や自信をサポートするといわれます








桃花のお茶があるといいなと、仕事帰りに中国茶専門店のRIMTEA(リムテー)さんに伺いました。



こちらは一回分のお茶を個包装されて販売されていて、お花ごとに工夫茶も販売されています黄色い花






残念ながら桃花茶はなかったのですが、桃色ということで千日紅と茉莉花の工夫茶を購入しました。



また店内では茶器も陳列されていて、眺めていると桃の花を絵付けされた高さのある茶杯に目が止まりました。



作家さんものではないのですが、手描きで一つ一つの絵に違いがあり、お値段もお手頃(1,400円程)でしたのでこちらも1つ購入しました。



聞香杯としても使えそうです。





味わいはジャスミン茶ですが、ほのかに桃色づく水色が何とも可愛らしいものでした♪









茶菓には、桃饅頭ではなく
551蓬莱の「豚まんと赤かぶのキムチ(自家製)」


それに鶴屋吉信の春限定「つばらつばら」ピンク薔薇

桜色に染めた備中白小豆製のつぶあんをモチモチ食感のしっとりとやわらかな皮でサンドしている焼き菓子。
桜のパッケージでした。

こちらは四季ごとに季節限定版があるので、季節ごとにいただきたくなりました✨


お口のなかで弾力のある生地が踊り、しっとりと溶けていくなかで上品な甘さのつぶあんが余韻を残す、クセになる美味しさでした✨






桃のおかげで口福を味わえました🍑。



          🫖
お読みいただきありがとうございますトイプードル



野生のお茶の木から摘みとられた江蘇省宜興市でつくられる名茶、陽羨(ヤンシェン)紅茶。


陽羨とは、太湖のほとりに位置する宜興(ぎこう)市の旧名。



熟した果実や蜜のような甘い香り、芳醇な余韻、紅褐色の水色が特徴。

4,5煎淹れても渋みは出ず、まろやかな甘さを舌に残ります。





それに加えて、無農薬栽培の金柑を添えて

金柑茶。






花粉が多く飛ぶ季節に負けぬよう、
免疫力アップに金柑を加えてパワーアップ🍊


金柑にはビタミンC、β-クリプトキサンチンという免疫細胞を活性化する成分が含まれます。


また皮ごと食べることで、ビタミンP(ヘスペリジン)により毛細血管が強化されます。



今日から3月。

病気知らずですが、この時季だけは花粉により不調がでます。


お茶と自然のもので体をととのえつつ

ますます学びを深めたいと思いますオカメインココーヒー




         🫖

お読みいただきありがとうございますジンジャーブレッドマン





梅花まつり開催中の水戸の偕楽園
この時季のみJR常磐線の臨時「偕楽園駅」が停車します。


(東京方面に帰る際はお隣の水戸まで乗車し、上り列車に乗換えとなります。改札を出なければ、料金は偕楽園からの料金となるそうです)













混み合ってましたが、園内の好文亭カフェ樂でお茶をしながらの梅花観賞を目的としていたので待ち時間も気にならず。


(好文亭内を見学途中にカフェがあり、そこで待ち時間があります)



それが功を奏したのか、角の窓側のお席に通されました🤭🌸

窓は全開ですので、膝掛けを借りるといいですよ。















梅のティラミスに梅花茶
ティーカップに花びらが一枚、ゆらゆらとブーケ2



キラキラ梅花のエッセンスには、心身に溜まったエネルギーをスムーズにしたり、デトックス、人間関係の断捨離に効果があると言われてます。





園内には100種以上の梅花が綺麗に咲き誇ってました。また、茨城県内のお茶生産者さんのお茶の試飲や販売もあり、お茶好きの方は楽しめるのではないでしょうか。





可憐な梅花、風が吹くと甘酸っぱいような艶っぽい香りにふんわりと包まれます。

また別の季節にゆっくりと伺ってみたい場所です。







          🫖


お読みいただきありがとうございますジンジャーブレッドマン



先日のチューリップの会で持ち帰ってきた花をお家でも改めて生け直しました。


一日経つと、しなしなと頭を下げていたチューリップが水揚げされてぐんぐんと元気になってきました。


花びらもわっと開き、チューリップが笑っているようチューリップ赤チューリップピンクチューリップオレンジ




そんなチューリップを眺め、幸せな気持ちでお茶をいただきました。






景谷白毫(けいこくはくもう)の雲南白茶


中国雲南省景谷タイ族タイ族自治県で生産される、雲南大葉種を原料とした高品質な白茶(ホワイトティー)です。



芽や若葉が非常に多くの白毫黄色に覆われており、銀白色に見えるのが特徴です🍃✨



花のような清々しさや、柑橘系に似た爽やかな香りで、まろやかな甘みに奥深いコクがあります。

淹れ方によるのか、本日は甘い蜂蜜のようなとろみを余韻に感じましたハチコスモス







チューリップを観ながら、甘い蜜のような爽やかな味わいのお茶がとっても相性がよかったです。

視覚と味覚のペアリングも今後して行きたくなりました。





          🫖

お読みいただきありがとうございますジンジャーブレッドマン










今年のバレンタインチョコ
自分のためにチョコレートを買われましたか?




私はお花を自分のために生けましたチューリップ赤チューリップピンクチューリップオレンジチューリップ紫



フラワースタイリストの平井かずみさんによる皓花会に参加してきました。


今月は『チューリップ』がテーマチューリップ赤チューリップ赤





チューリップは品種改良されやすく、流行もあり、毎年新しい品種ができるそうです!



ちなみに原産国をご存知ですか?



オランダ




ブブー🤭

(ハズレ)



正解は


トルコ🇹🇷です!

(トルコ語で、ラーレ)



ヨーロッパで広がると、後にチューリップはダイヤモンド💎よりも高値がついたことがあるとか。



日本では、江戸末期に新潟に初めて輸入されたことが始まりです。


現在でも新潟、富山は日本のチューリップ生産量ほぼ100%占めているようです。





とにかくチューリップは品種が多い(⌒▽⌒)



ホワイトスワン

バレリーナ

ハウステンボス

アプリコットビューティー

クリスマスマノヤール

などなど



覚えきれません...😂





チューリップに関するお話の後、アレンジに取り掛かります。

平井かずみさんのシンプルかつ洗練されたアレンジに心ときめきましたドキドキラブラブ






すぐに家で真似したくなります🎵






蕾が開いてきました。




今の時季は、このように枝物に一緒に添えるとしっくりきますね(下!)





生けた後は、ティータイム🫖。


本日は、オハラさんのバナナのパウンドケーキにチャイヤさんのスパイスティーでした。



しっかりと仕上がった生地は美味しく、口福なひとときでした✨🧡








          🫖
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代表的な中国紅茶、最後の一つはラプサンスーチョンロゼワインクッキー



ラプサンスーチョンの中国名は

正山小種(せいざんしょうしゅ)。



「正山」は武夷山(桐木)

「小種」は岩茶の一種 

を指します。



元々、ラプサンスーチョンは岩茶の一つでした。

明代から清代へ移行する17世紀の混乱期に、古くから岩茶を作ってきた武夷山の桐木村に明の軍隊が侵攻してきました。

軍の駐屯中、村ではお茶の製造作業ができずにいた間に茶葉の発酵が進み、それが世界で最初の紅茶になったと言われています。




ちなみにラプサンスーチョンは、「福建省」を福建語で言った発音がラプサンスーチョンと聞こえたのが由来だそう。

知ってましたか🤭?







産地は、福建省武夷山の桐木(とうぼく)地区。

この桐木地区産のものを正山(正統)と呼び、それ以外の周囲で作られたものを外山と呼びます。



桐木地区は、標高1200mで土壌が肥沃で有機物も多く含まれた地域。



立夏から摘む春茶がほとんどですが、小暑から摘む夏茶もありますコーヒー



香りが特徴的で、正露丸や乾燥竜眼などに例えられます🌬️😂



燻焙するときに松の濡れた枝を燃やし、閉め切った屋内で松の煙を燻す製法で、独特の香りを醸します🌲🌲🌲。




茶葉は芽の太くしっかりしたもので、燻されたことにより黒ずんだ、濃い紅色です。



輸出用には強烈な濃い香りのものを作られていたのですが、中国では強い香りが好まれなかったので、特に上級品は竜眼香のような品のよい香りに留めていたそうです。







紅茶一つにおいても、生産地中国から見た視点と世界から見た視点に違いがあり、社会情勢や外交も絡んだストーリー性の強いお茶であるということが分かり、浪漫を感じずにはいられませんでした。




          🫖

お読みいただきありがとうございますジンジャーブレッドマン





中国工夫茶の代表の一つ、祁門(キーマン)紅茶。

中国語で、キーモン[Qi hong]とも言います。



産地は、中国安徽省の黄山市祁門県🌱。



1875年頃から生産が開始され、その品質の高さから「紅茶のブルゴーニュ酒」シャンパンとも称されてます。



ちなみにブルゴーニュといえば、香りの高さ、奥深い、繊細な味わい、長く続く余韻などといった特徴が挙げられます。





キーマン紅茶を口に含むと、蜜糖と蘭の花の香りといった甘い香気に酔わされますコスモスロゼワイン


これを『祁門香』(蘭やリンゴに似た香り)と呼びます。



コクのある甘い焼き芋🍠のようにも思えました😆。




清明節前後(春)から穀雨前(夏前)までに摘まれた後、緩やかに乾燥させるのが特徴です。




細々く締まった茶葉は、黒々とした艶を帯びているため、『宝光(ほうこう)』と称されています。



この『宝光』により特徴的な色と香りが生み出され、また品質の高さを示す要素となり高級紅茶と言われる所以となるのです。







黄金色に輝く水色で茶器の中の模様が神々しく浮かび上がってとても美しいものでしたスターキラキラキラキラ




          🫖


お読みいただきありがとうございますジンジャーブレッドマン






中国茶のお稽古のおさらいが溜まっていたので、少しずつしていきたいと思います。



          🫖

工夫茶の代表的なお茶、滇茶工夫(てんちゃくふうちゃ)



滇(てん)は雲南を指します。


滇茶工夫とは、雲南紅茶の総称です。

雲南省南部、西部が産地となり、優良なものは大葉種の新芽で作られるので、ふっくらと肥えた芽が特徴です。


鮮やかな紅色をし、春茶が最も良質と言われます。

茶葉の芽が太く艶のある黒色で全毫があり、芳醇な香りにコクがある甘さは余韻に残ります。











茶器は函館で活動されている作家さんのもの。

ぽってり感が紅茶に合います。




ちなみに、宜紅工夫(ぎこうくふう)茶と言うと、宜は、湖北省宜昌地区の産地を指し、宜昌紅茶のことを言います。




          🫖

お読みいただきありがとうございますジンジャーブレッドマン






         


昨日の大雪❄️から一変して、今日は太陽が眩い快晴🌞。


ですが、冷たい空気が肌を指します...🌬️。



          🫖


今朝はすっきりした青空を眺め、陽光をたっぷりと浴びたら日本茶を淹れたくなりました。



静岡の川根本町で完全農薬不使用栽培をお一人でされている益井園のお茶


熟成萎凋煎茶 ひかり


作り手の益井悦郎さんは、日本萎凋煎茶の生みの親と言われ、日本茶に旨みだけでなく、爽やかでふくよかな香りや甘みを含んだ煎茶を作り出されました。


他にも、青茶(烏龍茶)、和紅茶にも定評があります。




熟成萎凋煎茶 ひかり 

天然玉露と言われる「あさつゆ」を親に持つ「つゆひかり」です。


口に含むと...



なんて優美な味わいなんだろうキラキラ黄色い花



と脳裏に遮りました。



青々しい旨み、ほのかな苦みが喉を通ると、後からゆっくりと、蘭のようない繊細の香りやコクのある甘さなどいくつもの要素がほどよく調和されて主張されてきました。




こんな華やいだ香りたつ日本茶がふえたらいいなコスモス





茶菓子は、京都土産の定番


阿闍梨餅



求肥を含んだモチモチした食感の生地に粒あん。

美味しくいただきました。






          🫖


お読みいただきありがとうございますジンジャーブレッドマン