代表的な中国紅茶、最後の一つはラプサンスーチョン
。
ラプサンスーチョンの中国名は
正山小種(せいざんしょうしゅ)。
「正山」は武夷山(桐木)
「小種」は岩茶の一種
を指します。
元々、ラプサンスーチョンは岩茶の一つでした。
明代から清代へ移行する17世紀の混乱期に、古くから岩茶を作ってきた武夷山の桐木村に明の軍隊が侵攻してきました。
軍の駐屯中、村ではお茶の製造作業ができずにいた間に茶葉の発酵が進み、それが世界で最初の紅茶になったと言われています。
ちなみにラプサンスーチョンは、「福建省」を福建語で言った発音がラプサンスーチョンと聞こえたのが由来だそう。
知ってましたか🤭?
産地は、福建省武夷山の桐木(とうぼく)地区。
この桐木地区産のものを正山(正統)と呼び、それ以外の周囲で作られたものを外山と呼びます。
桐木地区は、標高1200mで土壌が肥沃で有機物も多く含まれた地域。
立夏から摘む春茶がほとんどですが、小暑から摘む夏茶もあります
。
香りが特徴的で、正露丸や乾燥竜眼などに例えられます🌬️😂
燻焙するときに松の濡れた枝を燃やし、閉め切った屋内で松の煙を燻す製法で、独特の香りを醸します🌲🌲🌲。
茶葉は芽の太くしっかりしたもので、燻されたことにより黒ずんだ、濃い紅色です。
輸出用には強烈な濃い香りのものを作られていたのですが、中国では強い香りが好まれなかったので、特に上級品は竜眼香のような品のよい香りに留めていたそうです。
紅茶一つにおいても、生産地中国から見た視点と世界から見た視点に違いがあり、社会情勢や外交も絡んだストーリー性の強いお茶であるということが分かり、浪漫を感じずにはいられませんでした。
🫖
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