さらば113系国鉄型電車 | 鉄ちゃんハム JO3UZP JJ1UXZ/3 柳 浩一です

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2007年に横浜市瀬谷区から八尾市にやってきたアマチュア無線局です。

高安山の麓 八尾市服部川から3.5MHz~1200MHzでON AIRしております。

鉄道とアマチュア無線の話題を中心に展開してまいります。

3月18日のJRダイヤ改正から1か月が経とうとしております。

改正前の情報では京都総合車両所の113系電車の情報は無かったのですが、113系電車の引退が4月1日と言う事が急遽決まりました。

 

寝耳に水と言った感じでしたが、まぁ~、経年による老朽化が著しい旧国鉄型電車で、いつ消えてもおかしくない電車でしたから、ついに来たか、と言った感じであまり驚きませんでした。

和田岬線の103系電車にしても然り。

来るべき時がやってきたと感じで、拙局は常に覚悟を決めておりました。

昨年のうちに京都総合車両所所属の113系が運用されている草津線と湖西線、昨年のうちに乗り撮り鉄に出かけておいて正解でした。

 

昨年5月8日と6月10日に草津線、湖西線の113系電車の乗り撮り鉄を済ませております。

その時の写真を再掲載致しまして、彼女らの在りし日の姿を偲びたいと思います。

 

個々に再掲載されている113系電車の写真は、JR西日本お得意のアコモデーション改造されていない、原型に近い113系電車の写真をUPしました。

 

まず2022年6月10日乗車、草津線の113系電車から。

国鉄時代から京都総合車両所の113系電車は草津線と湖西線で共通運用されておりました。

タイフォンカバーの形状から113系と言うよりも115系に近いお顔です。

つまりどちらかと言うと暖地向けだった113系電車を湖西線を走行する為、耐寒耐雪構造とした113系700番台としてデビューしました。

何となく懐かしい国鉄文字による形式表記。デビュー当初は700番台でしたが、京阪神間快速線を走行できるように高速走行に改造された為、+5000番台の称号が与えられました。

JR西日本お得意のアコモデーション改造されていない車両は車内が転換クロスシートではなく、昔ながらの4人ボックスシートが残っておりました。

モケットの色が国鉄時代の青だったら、懐古感満点なんですがね。

草津線の中間点、貴生川駅で折り返す113系電車。

柘植駅へ向かう113系電車のアコモデーション改造済みの車両

柘植駅からやってきた113系電車のアコモデーション改造未改造車。

この電車の外観が湘南色だったら良かったのに・・・、と思うのは拙局だけでしょうか?

草津線の113系電車の乗り撮り鉄も終了し、湖西線の113系電車の追跡に草津から京都に向かいます。

 

京都からは湖西線の113系電車の乗り撮り鉄です。

湖西線の113系電車は2022年5月8日の乗り撮り鉄の様子です。

京都駅に113系電車が入線。近江舞子行普通電車です。

8両編成で到着しましたが、近江舞子へ向かう電車は前4両でした。

8両ともアコモデーション改造されていない原形を保った車両でした。

8両編成でそのまま折り返してくれれば圧巻なのですが、時間は朝のラッシュ時を過ぎており、8両では過剰輸送になりかねないので4両編成で十分なのでしょう。

近江舞子駅で折り返す113系電車。

懐かしい国鉄文字。これで見納めかと思いきや、JR化後に誕生した221系電車も車体表記は国鉄文字の切り抜き文字でした。

4両編成の短い編成ながらも存在感のある旧国鉄型113系電車です。

でも東日本の東海道線や横須賀線で15両編成の113系電車を知る者にとってはチョイと物足りません。

軽く冷房が入っておりましたが、コロナ対策の影響で一部の窓は開け放たれております。

京都総合車両所の略号表記、近キトですが、やはり我々は大ムコの方が良いですね。

向日町運転所の方がしっくりきます。

 

かつて特急「はくたか」の485系電車が大ムコの表記で、上野駅でも見られました。

昔の上野-金沢-大阪間の列車の名残ですかね。北陸新幹線の開通で復活しそうです。

 

良く揺れるコイルバネの台車。

 

嗚呼、何という懐かしい座席である事よ!

4人ボックスシートを独占すると、これ以上の座り心地はありません。

典型的な3ドアセミクロスシート車の車内。70系電車以来の伝統的な座席配置です。

この座席で夜を明かした事もありました。

かつての新宿発長野行夜行列車、上野発長岡行夜行列車は、このような狭く、窮屈なボックスシートで夜を明かしました。

東京発大垣行は急行型の165系電車でしたから、まだ少しゆったりしておりました。

 

これで京阪神間は国鉄型車両は全滅と言って良いでしょう。

113系電車と運命を共にしたのが117系電車でした。

117系電車はデビューの頃は京阪神間の新快速電車用として颯爽と登場しましたが、こちらも老朽化で京阪神間からは引退しました。

拙局としては117系電車より113系電車の方がやはり関東人として親しみがあったので、あまり117系電車の乗り撮り鉄はしませんでしたが、今にしてみればもう少し追いかければよかったかなぁ~、と思いました。

 

辛うじて加古川線と播但線で103系電車が見られますが、改造車ばかりで、もはやオリジナルの国鉄型電車とは言えません。

 

これで国鉄型電車が残るのは岡山地区のみとなりました。

これも恐らく来年で新型車両に置き換えられるでしょう。381系電車は287系電車。115系電車は227系電車に置き換えられることが明らかになっております。

気動車も40系気動車が残っております。

これから岡山地区が国鉄車両の牙城となるでしょう。

 

これらを記録する為に各地から鉄ちゃんが集結する事になると思いますが、くれぐれも自重のある行動を心掛けてほしいものです。

プラットホーム上で三脚を使って撮影する事はもっての外です。

良い写真が撮れないからと言って、駅職員に暴言を吐くなどは論外です。

 

撮影マナーを守って、最後の国鉄型車両の旅立ちを見守りたいものです。

 

 

113系電車よ、ご苦労さまでした。

何でも京都鉄道博物館で数日間展示されるそうですが、仕事の関係上、赴くことができません。

最後の113系電車に別れを告げたいのですが、それは叶いそうもありませんねぇ~。

 

 

今日は公休日。

午前中に買い物をした後は、いつものように、いつもの八尾市郊外標高126m高台に移動して、18MHzSSBで移動運用を行いました。

今日も18MHzSSBのコンディションは良好で、8エリア4局と交信しました。

帯広市、室蘭市、札幌市東区、深川市と交信できました。

 

移動運用から、常置場所に帰ってきてからは昼寝をして、阪神-ヤクルト戦をテレビ観戦。

延長12回の末、1-1で引き分けました。

明後日から東京ドームでジャイアンツと伝統の一戦です。