前職にて、宮城県白石市に在住していた時に、一緒に混声合唱団で歌っていた友人が関西にやってまいりました。
2006年5月5日に東京で会って以来、17年ぶりの再会です。
7月に、11月19日~22日の4日間、関西にやってくるという知らせをLINEで受けたので、それに合わせて有給休暇と公休を取りました。
一昨日の19日は仙台9:15発伊丹行10:40着JAL2202便で来阪するとの事で、伊丹空港に迎えに行く支度をしておりました。
ところがここで我が家の愛車にトラブル発生!
前夜、XYLを近鉄八尾駅のパート先に迎えに行った時に、ファザードランプがつかなくなりました。ウインカーもつかなくなりました。
これは一大事です。去る11月3日に12月点検を済ませたばかりです。
19日当日、伊丹空港に迎えに行く前に、点検を受けた整備工場に営業前に出かけ開店を待って、頼み込んで再点検してもらう事にしました。
すると整備工場の社員さん、リレーの不良かも知れないとの事で、調整すれば直りそうだとの事した。するとどうでしょう。30分で整備終了。ファザードランプとウインカーは不死鳥のごとく復活しました。めでたしめでたし。
これで安心して伊丹空港に迎えに行く事が出来ました。同行していたXYLも喜んでおりました。早起きして整備工場に行った甲斐がありました。
早速、近畿道と名神高速経由で伊丹空港に向かいました。
伊丹空港には10:20頃到着。駐車場の混雑を心配しておりましたが難無く駐車でき、到着ゲートに移動。仙台からのJAL2202便は10:40到着。無事友人との再会を果たしました。
まず彼を、宿泊する大阪市福島区、我が家が愛聴しているABCラジオの近くにある、ホテル阪神大阪へ移動し、荷物を預けチェックイン。
その後、なにわ筋、御堂筋という大阪の中心を走行し、大阪の道路を体験してもらい、天王寺から国道25号線を東進、我が家がある車中から八尾市を案内しました。
八尾市内のお好み焼き店で昼食。早速大阪の味を堪能してもらいました。
我が家に車を置いて、近鉄電車で鶴橋駅へ、鶴橋駅からはJR環状線で天王寺駅へ。まずはあべのハルカス展望台に行きました。
今日は日曜でしたから、車で行ったのでは駐車場の確保が難しいと思い、電車で行って正解でした。なかなか電車に乗る機会が無い彼も大阪の電車に乗ってご満悦のようでした。
天王寺駅で降りればあべのハルカスは目の前。エレベーターを乗り継いで60階の展望台へまいります。16階から60階展望台へ向かうエレベーターが飛行機の離陸着陸をイメージされた、幻想的な光景に彼は驚いておりました。
60階の展望台についてまずは八尾方面を見て、早速の光景に感嘆の声をあげておりました。
360°の展望に喜んでおりました。
通天閣が小さく見えます。彼方に大阪城を見渡すことができました。高層ビルに囲まれて肩身が狭そうです。
一通り景色を堪能して、58階のカフェでコーヒーを頂いて一休み。昔話に花が咲いたことは言うまでもありません。
あべのハルカスを後にして、天王寺駅から地下鉄御堂筋線でなんば駅へ。
お決まりの道頓堀へ行きました。彼の希望でもありました。
道頓堀の戎橋に来たのは何年ぶりでしょうか。大阪にやってきて間もない頃に来ましたから、もう10年ぶりぐらいになります。
しかし、一体ここは日本かと思うぐらい、外国人観光客でごった返しておりました。コロナがほぼ終息しインバウンド客が増加したんですな。
彼が道頓堀に来たい理由の一つに、ドン・キホーテの観覧車に乗りたい、という事でした。
拙局はその存在を知りませんでしたから、ぜひ行ってみようという事になり、我が夫婦も同行しました。
これがドン・キホーテの観覧車なんやねぇ~。道頓堀川を通る遊覧船も運行しております。
風が冷たく、乗船している人も寒そうです。
タイガースがリーグ優勝、日本一の時にここに飛び込んだアホがいたんですよねぇ~。
愚の骨頂でした。
ドン・キホーテの観覧車乗り場に並びましたが、日曜なのにあまり並んでおらず、すぐに乗れました。ドン・キホーテは外国人観光客でごった返しておりました。
先程行ったあべのハルカスが見えます。
17時を過ぎて、日没になり夜も更けてまいりました。夜景がきれいです。
15分で観覧車は1周です。観覧車から降りて、我々は道頓堀で夕食を摂る事にしました。
夕食は串カツにしました。この串カツ屋さんも結構並んでおりました。でも15分ぐらい並んで店内に入る事が出来、大阪名物串カツを堪能できました。
実は我が家、串カツの店に来たのが今回初めてなんです。
大阪に来て16年になりますが、串カツはスーパーのお総菜コーナーでの串カツばかりで専門店に来たのが今回初めてです。
串カツと言えば、ソース二度付け禁止、という事で知られておりますが、コロナ感染防止の観点から置きソースは、希望客だけのサービスで普通のソースが各テーブルやカウンターに置かれており、客の好みで普通にソースをかけて頂きます。
しかし我々はソースは串カツにチョコッとつけるだけにしました。その方が素材本来の味を味わえる事ができるとの事で、XYLに至ってはソースを全くつけずに串カツを味わっておりました。友人もソースをつけない方が美味しいと言っておりました。人それぞれですね。
さて、串カツを堪能し、友人をホテルまで見送る事にしました。
大阪難波駅まで心斎橋筋を通り、途中法善寺通りも通ってみました。
しかしとにかく外国人観光客で一杯ですね。友人はこの光景に改めて驚いておりました。
仙台の国分町通りもここまで外国人観光客はいないとの事です。
大阪難波駅から阪神なんば線で西九条駅まで、USJへの乗換駅である西九条駅でJR環状線に乗り換えて2つ目の福島駅で下車。
友人は大阪にも福島駅ってあるんだね、と言っておりました。
確かに宮城県白石市の隣はもう福島県ですからね。
ホテル阪神大阪は目の前です。
福島駅の改札前で分かれて明日の予定を確認しました。
さて、日が変わって、翌20日。友人をホテルに迎えに行きます。
今日の予定は法隆寺、法起寺、東大寺大仏殿、宇治平等院も奈良宇治を回り、夜は京都八条のアルモントホテル京都に送ります。
8:00にホテルに友人をピックアップ。阪神高速、近畿道、西名阪道で法隆寺に向かいます。
近畿道松原JCTで事故発生にて10km渋滞、とのラジオの交通情報がありました。
ウ~ン幸先が悪いなあ~、思いつつ、まぁ~ゆっくりいこうや、という事で、東大阪JCTから近畿道にのりました。予想通り渋滞しておりましたが、流れてはおります。
思ったより流れが良く15分ぐらい走行して松原JCTに差し掛かり、ここから西名阪道に入りました。9:00前に法隆寺ICに到着し、法隆寺近くの駐車場に難無く駐車できました。
平日で早朝でしたから、まだまだ参拝客も少ないです。
晩秋の法隆寺。修学旅行の学生諸君の団体さんがいらっしゃいました。
そういえば、昨日の伊丹空港も修学旅行の生徒がいらっしゃいましたね。折しも修学旅行シーズンです。外国人観光客もあまりいませんでした。静かな法隆寺です。
法隆寺は中学校の修学旅行の時に来たのが最初でした。その後大阪にやってきて3回ほど来ております。夫婦で2回、横浜から母親と妹がやってきて団体バスで来ました。
夢殿は中が公開されていて、秋季の公開は22日までで、公開終了の2日前で、ラッキーでした。
歴代の紙幣に描かれた聖徳太子の肖像と夢殿の図とぼかし絵が描かれた紙幣が展示されておりました。
ご存じ正岡子規の句碑です。法隆寺で詠んだ句ではなく、法起寺又は法輪寺に佇んで柿を召し上がっておられた時に法隆寺の梵鐘が鳴ったという説が定説のようです。
法隆寺を離れて、車で5分ぐらいで法起寺へまいります。
何でも友人が混声合唱曲で法起寺を歌った曲があるようで、そのゆかりの地を訪れてみたかったようです。
拙局は歌った記憶は無いのですが、平城山や明日香、万葉集を題材にした混声合唱曲は國學院大學若木混声合唱団で歌った記憶があります。
人家の玄関のような法起寺の入口。法隆寺のような壮大な伽藍配置とは異なる、非常にこじんまりした、奈良らしいお寺です。創建は法隆寺と同じ7世紀です。
法起寺を出発して奈良市内に向かいます。東大寺大仏殿です。
法起寺を11時ごろ出発して、途中で昼食を摂ろうとしましたが、なかなかこれと言った食事処がありませんでした。
せっかく奈良に来たのだから柿の葉寿司と三輪そうめんで昼食と思いましたが、そのような店が無く、奈良市内に入ったのでJR奈良駅近くのタイムズ駐車場に車を停めJR奈良駅前のうどん屋さんに入り、かすうどんを賞味しました。
拙局も未だ、かすうどんなるものを賞味した事が無かったのでいい機会でした。
友人も、かすうどんなるものを聞いたことが無い、との事で、関西独特のものである事を言うと、喜んで召し上がっておられました。
かすうどんの昼食を済ませた後、JR奈良駅前のバスターミナルより奈良交通のバスに乗って東大寺大仏殿を目指します。
東大寺の近くには駐車場はあるとは思うのですが、満車の事が多く、駐車料金も高いと思うので、京都と同じようにパークアンドライドで東大寺に向かいます。
バスで揺られて、東大寺大仏殿バス停で下車すると、奈良公園のシカ君たちがお出迎え。
しかしそれ以上に、ここも外国人観光客でごった返しておりました。
一体ここは日本?と思うぐらいに外国人観光客が多かったです。
あっちこっちから外国語、特に中国語が多かったですね。
大仏殿に到着。
東大寺大仏殿も中学の修学旅行が最初の訪問でしたが、その後國學院大學入学して有志で大垣夜行で奈良飛鳥を旅行した時に訪問しました。
そして大阪にやってきてXYLと訪問しまして、これで東大寺は4回目になります。
友人は奈良には来たけれど東大寺大仏殿は初めてとの事。いい機会でした。
鎌倉の大仏は20年前に拙局と一緒にまいりました。
柱の下を潜り抜ける穴は遠足の小学生諸君で賑わっておりました。友人や拙局はまず、この穴をくぐり抜ける事は不可能です。境内の紅葉はまだまだの感じですね。
東大寺大仏殿を見物した後は再びバスでJR奈良駅に戻り、タイムズ駐車場から宇治に向かいました。次なる目的地は宇治平等院です。
奈良から京奈和自動車道で城陽まで、城陽からは一般道を宇治平等院へ向かいます。
宇治平等院近くのこれまたタイムズ駐車場に車を停め、宇治川を渡って平等院に向かいましたが、せっかく宇治に来たのだから、抹茶スイーツでも賞味して一休みしました。
甘味処で一服した後平等院へ向かいます。宇治橋西詰には紫式部の像がありました。来年の大河ドラマ「光る君へ」の主人公です。平安時代中期の大河ドラマは久しぶりですね。
平等院の紅葉はきれいでした。正門をくぐって平等院鳳凰堂へ向かいます。
ご存じ10円玉の裏側です。
藤原道長が極楽浄土を模して創建された平等院鳳凰堂。
拙局が國學院大學4年生の時、教育実習の資料作りとして初めてやってきたのが今から40年前。
ちょうど平安中期の国風文化のあたりが日本史の教育実習の範囲でしたので、やはり教育実習で学生たちに教えるのには実際にこの目で見ておくことが重要だと思いまして、国風文化の象徴であった平等院鳳凰堂を見学したのが最初でした。
平等院鳳凰堂も外国人観光客でごった返しておりました。
友人はもともと宇治は訪問する予定になかったとの事で、来てよかったと喜んでくれました。
宇治というと拙局は、どうしても源平合戦で老体に鞭打って参戦した、源頼政が脳裏を浮かびます。宇治川の合戦で平知盛軍に敗走し、76歳という当時としてはかなりの長寿で自刃して果てた武将です。
さて、友人との宇治平等院鳳凰堂の見物を終え、彼が宿泊するアルモントホテル京都に向かう事にしました。宇治からアルモントホテル京都があるところは京都駅八条口の近くです。
アルモントホテル京都に16:50頃到着しました。
友人はチェックインして荷物を部屋に置いて、ロビーで翌日の京都市内観光の打ち合わせをします。京都市内は拙局は同行しません。友人の単独行動です。
京都市内は車で移動する事は非常に困難を伴うので、地下鉄・バス一日乗車券を駆使して行動する事を勧めました。
彼曰く、まず嵐山へ行き、清水寺、八坂神社、二条城、そして二条城近くのお香のお店に行くことが一番の目的だとか。
それでしたら地下鉄・バス一日乗車券を使った方が効率よく回れることを教示しました。
結論から言うと、今日の彼の行動は、全て予定通り、希望の場所に見物、買い物もできたとLINEで送ってきました。天気にも恵まれ良い一日でした、と送ってまいりました。
打ち合わせが終わってホテル近くの魚料理の店で夕食。拙局は車で八尾に戻るのでノンアルコールビールで友人と乾杯。新鮮な魚とおばんざいを頂き、友人との最後の夜を過ごしました。
彼とホテルまで同行し、拙局は別れて車で八尾へ帰宅の途に就きました。
京都からは一般道で八尾へ戻りました。
帰路は国道171号線を八幡市から枚方市、寝屋川市、大阪外環状線を南下して八尾に戻りました。途中、京都府八幡市の2局の局長さんと432.980MHzFMで交信しながら帰りました。
途中大東市の局長さんも加わり、交信しながらの運転で常置場所まで退屈することなく帰宅できました。
友人とのとても良き2日間を過ごすことができました。
機会があれば今度は拙局から宮城県白石市へ赴きたいです。
友人は明日の東海道新幹線「のぞみ」京都駅14:01発と東北新幹線「やまびこ」を乗り継いで宮城県白石市に戻り予定です。
新幹線の乗り継ぎで宮城に帰るなんてちょっと贅沢な旅ですね。飛行機より高いです。
拙局が仙台へ行くときは、関空からピーチ便ですね。