「〜〜主義」などいらない | 太陽の船に乗る

太陽の船に乗る

ディオニュソスの白夜をゆく

(AI's Room 集英社)

 

 

昔、クリシュナムルティが菜食について語った言葉はいいですね。全く同感です。「〜〜主義」は要りません。

 

今は言葉が氾濫しすぎていますね。みんな、スピード、時間のせいでしょう。わたしの若い頃に、ミヒャエル・エンディが『モモ』の中で取り上げていた問題提起が懐かしい。みんな時間に食われて、自分を失っていますね。

AIだらけになっていますが、あれは本当の自分の作品じゃない。あれは本当の自分の声じゃない。あれは本物の顔じゃありません。

それを分かって楽しみましょう。

 

速読技術、初対面でピーンときて好きになる、ちょっとXしてみる。それで全部が分かったような世界になりつつありますね。

 

じっくりと向き合う、ゆっくり理解する、じっと見守ってくれる、そんなものが無くなりました。精神的に病む人も増えるでしょう。犯罪も増えるでしょう。出会いも短い付き合いで終わるでしょう!

 

「かつじ」さんがサイトでおっしゃっているように、深く受け止め、深く感じ、深く感じたものに立ち止まってみる。そういう自分を大事にして生きていきたいものです。


 

クリシュナムルティに戻りますが、「〜〜主義」に立てこもらず、胸を開いてじっくりと受け止めると、違ったものが見えて来るかもしれません。


 "菜食主義はだめです。
 私は菜食主義に関心はありません。
 私は菜食主義の信奉者ではありません。
 菜食主義ではありません。
 私は殺したくないだけです。
 殺すのは間違っています。
 それだけです。”

 

 

まずはともあれ天気も晴れ渡っていますので、いっぷく飲んで、ゆっくり動き出します。