日吉ではたらく大学院生社長のアメブロ -97ページ目

マーケティング・コンセプトの変遷

前回はマーケティングの定義について日本とアメリカの書いて比較しました。

で、このマーケティング活動をやって行くにあたって大切にしていくべき考え方を

マーケティング・コンセプトといいます。
マーケティング・コンセプトは当然時代背景と共に変わってきています。

時代の中で
流れとしては

1.生産指向(20世紀)
 ↓(製品志向)
2.販売志向
 ↓
3.顧客志向(20世紀半ば)
 ↓
4.社会志向(~大体いま)


1.ってのはもうモノがないんで(供給不足)、作ればいい。っていう段階です。
とにかく需要においつかないんでどんどんつくればよくて、この時期には
いかに効率よくやるのか、生産性を高くするのかが重要課題になってます。
フォードT型車もこのくらいの時期ですよね。

()の製品志向ってのはそのなかで生産量だけじゃなくて
いいものをつくれば売れるっていう価値観も出たみたいです。

2.社会にものがでてくると、今度はそれをどーにかして売ろう!!ってなります。
販売に力を入れてこうってのがこの志向の考え方です。
でもこれはマーケティングの功罪(顧客に実はほしくないもんを買わせてるんじゃないかっていう話)という議論に
後に発展していきます。

企業もだんだん製品が売れるのは上記の志向だけじゃ足りないことに気づいてきますし、
社会は発展して多様な製品・市場が出ていきます。

3.ここで出てきたのが顧客のニーズを拾って商品を生産、供給、プロモーションしようって言う
顧客志向です!
今の社会にも脈々とこの考えは残っています。

そして近年でてきたのが次です
4.これはいくらいい製品で売れようとも社会全体の公益を考えて行くべきとした考え方です。
「エコ」とかCSRとかもこういう考え方と関係してると思う。

これは出てきた時代順で紹介しましたが、
どれが合ってるとか間違ってるとか
そういうのではなくて、

効率のいい生産も、よさそうな商品作りも販売方法も
顧客管理も社会全体を憂うのも大事だと思うんです。


ただ、やっぱり考えないといけないのは
企業や商売の生産活動は
ずーっとさかのぼれば原型は昔からあったにもかかわらず、
近年よく言われる

「顧客視点」
ってのは3.の考え方がでるまで顕在化してはなかったと。
会社によっては
今もすごい旧世代で主流だった志向をそのままのとこもありますよね。


50年後は社会志向のさらに先の考え方はでるんだろうか。




自分は大学3年まで学園祭実行委員として燃えてましたが
(慶應の矢上キャンパスの学園祭である矢上祭の実行委員で企画全体のサポートしつつ、
塾内学園祭全体で協力・交流する共同の下部組織である六慶祭っていうのを作って代表してました)


引退してからずっと経営学とリーダーシップ周辺を勉強し始めて

こういうのを本も何も見ないで話せるくらいのレベルにはパワーアップしてます。
独学もばかにならないですね。


僕の記事は知識を自分でアウトプットしてますので
未熟者なため
あれ?ちがくない?ってのや
これ大事なのに書いてないしってのがあったら

指摘してくれたり議論してくれるとうれしいです。
またたまに勉強したのをちょこちょこアウトプットします。

カルチャーショック!

こんばんわ!

今日の夕方家庭教師に行くときに

びっくりしたことがあったんでかきます。



うちの研究室には

http://www.applc.keio.ac.jp/~sikazono/lab/


留学生がいっぱいいて

フランス人が2人

スペイン人が1人

イギリス人が1人

バングラデシュ人が2人!

英語のできなささを痛感させられる環境です。



で、そのバングラデシュ人の留学生の

ドクターの先輩であるシャーミンさんとエレベーターで会ったんですが、



彼女がまじまじとすごい複雑な顔で僕を見るんです。



おいおいなんかついてるか??



とおもったら

第一声。

「Are you girl ??」


いえいえ、

オフコース、ジャパニーズボーイ(肉食系)ですよ!!






なんでか聞いたら、

僕のピアスでした。




じぶんは高校が校則なかったんでそんときに

空けたピアスの穴が5個あります。

若気の至りですね笑


今日はしてたんですが、




バングラデシュでは

ピアスは女の子しかしないそうです。

そうなんだぁ~。


なにはともあれ

今日もいい日でした。


あしたは商学研究科(商学部の大学院
)の授業です☆

税金の授業と、マーケティングの価格政策の授業をとってます。


ではおやすみ!!

マーケティングの定義

マーケティングってよく聴く言葉だけどなんでしょうね??
起業する以上、マーケティングとは切っても切れないだろうからちょっとづつ勉強していこう。
そしてここにアウトプットするぜ!!

日本マーケティング協会の定義(1990)では、

マーケティングとは、企業及び他の組織(1.)がグローバルな視野(2.)に立ち、顧客(3.)との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動(4.)である。
  1. 教育・医療・行政などの機関、団体などを含む。
  2. 国内外の社会、文化、自然環境の重視。
  3. 一般消費者、取引先、関係する機関・個人、および地域住民を含む。
  4. 組織の内外に向けて統合・調整されたリサーチ・製品・価格・プロモーション・流通、および顧客・環境関係などに係わる諸活動をいう。

らしい。


ちなみにアメリカ・マーケティング協会の2004年の新定義によると、

マーケティングは、組織的な活動であり、顧客に対し価値を創造し、価値についてコミュニケーションを行い、価値を届けるための一連のプロセスであり、さらにまた組織及び組織のステークホルダーに恩恵をもたらす方法で、顧客関係を管理するための一連のプロセスである


ようです。

共通点は

とりあえず組織の活動であること
顧客が大事
いろいろな諸活動が入ってるみたいだ(日本では総合的活動、アメリカでは一連のプロセス)

相違点は
日本は広い視点を考える
アメリカはステークホルダーを大切にし、価値を強調する
日本は顧客との相互理解
アメリカは顧客との関係の管理
 あと、プロセスになっているということ

どっちがいいとか正しいとかではなくて、
お国柄がでてますね。

どちらにしても
企業が顧客などステークホルダーに対して行う
すべての諸活動がマーケティングと結びついているようなところがありますね。


次はマーケティングの時代の変遷とかです。


いいですよ。今回の内容ではないですが、自分が実際に読んだ本です。
〈図解〉わかる!マーケティング
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