夏ですね!浴衣を見ると思い出す、我が家が体験した怖い話。
2年に渡る話なので長文のため分けて書いてます
第1話&最初からはこちら→本当にあった怖い話。その1
前回のお話はこちら→本当にあった怖い話。その4
本当にあった怖い話。5話に渡る長編になりましたが、今日で最後になります。
コメントくださった方、最後で読んでくださった方、ありがとうございました
もし読者さんの中に「自分の子も見えないお友達の話をする」という方がいたら、ちゃんとお話を聞いてあげてください。
うちは私が向き合うことから逃げていてもお別れ出来たのは運がよかっただけかも知れない。
寂しい思いをさせると、漬け込まれます。我が家のように。
まだ夏は始まったばかりなので、気が向いたら違う恐怖体験も書こうかな。
宝くじブログとは掛け離れてしまうので、気が向いたら。笑
それでは最終回、参ります。
↓↓↓↓↓
お兄ちゃんの存在を再確信させられて一週間が経ち、長男は5歳の誕生日を迎えた。
5歳を迎えてすぐ、義姉から妊娠が発覚したので長男に会いたいと連絡が入った。
なぜかと言うと、長男には不思議なエピソードが多々あり↓
○偶然会った私の友達を見て「お腹に赤ちゃんいる」と言い出す。→その後検査薬で妊娠発覚
○妊娠後期の友達を見て「赤ちゃんお口怪我してる」と言った胎児が口唇口蓋裂だった
○性別100%的中
など色々言い当てたことがある。
義姉にはそのエピソードを話したことがあったので、胎児の性別を確認して欲しいと言うのだった。
数日後、我が家を訪れた義姉が長男に「お腹の赤ちゃんは男の子?女の子?」と聞くと「わからない」と答えた。
何かがおかしい?と思い、私から聞いてみても答えは同じ。赤ちゃんがいるのもわからないと言う。わざわざ来てもらった義姉には悪いが、後日改めて聞いてみようということになった。
義姉が帰ったあと、意を決してお兄ちゃんがどこに居るかわかる?と聞くと「わからない。全然会いに来ない」と答えた。嘘だとしたら、妙にリアルだな…と感じた。
それ以来、義姉の子を含め他の妊婦さんの胎児の性別も「わからない」と答えるし、長男が描く絵にもお兄ちゃんが書かれることは無かった。
「5歳になると色んなものが見えなくなる」という迷信は本当なのかもしれない。
長男はお兄ちゃんが“見えなくなった”という形でお別れをしたのだ。
私はその後、かつての長男の宣言通り双子の片割れである男の子(次男)を出産し、一年半後に3人目を妊娠した。
自己満かも知れないけどもし戻ってきてくれるなら、お空に行ってしまった子を産んであげたいと思ったから。
無事に3人目(三男)を出産し、現在。
お兄ちゃん騒動が落ち着いてから約3年が経った今。
言葉が遅めの次男が玄関を怖がる。
なんとなく、気配がする時に限って「ばけーばけー」と言うのに私は心当たりがある。
長男5歳の誕生日前日、お兄ちゃんに関係する最後のメモ↓
「玄関に凄く怒っているお兄ちゃんがいる、こわい」
本当にあった怖い話。完
※全部ノンフィクションです。