「今つきあってる若い子はどうなの?」
乱人君が聞いた。
「いい子だよ。」
「TAKAちゃん、前向きに生きたほうがいいよ。また結婚すればいいじゃないか。」
「いやぁー、いい子なんだけど思い込みが激しくて。なんか別れるとき死ぬとか言いそうで。」
「今から別れるときの事考えてるの?付き合ったばかりでしょ?」
「俺はお袋もホラーだし、女房もキテたから、あんまり女運は良くないな。怖くてもう結婚できない。」
「真帆さんが特殊なんだよ。一般人じゃないし。」
「真帆だって付き合った時は一般人だったよ。今じゃもうホラーだ。」
「TAKAちゃんはいいところあるよ。奥さんがあーでも、それでもTAKAちゃんのポジションが欲しい人は一杯いるよ。」
「一杯いるかね?主人公真帆が俺の家に来たら、集合住宅のオヤジが出てきて、あの女ったらしなら引っ越したよ・・って言うんだ。女ったらしって俺のことらしい。あいつはあの時会社のオヤジと二股かけてたんだぞ。それが何だよ顔に縦線入っちゃって・・ガーン・・みたいな・・。」
「読まないほうがいいよ。基本的に。」
「あいつ自分の浮気とかは絶対にストーリーに入れてない。嘘はついていないが、自分の汚点は消しゴムで綺麗に消しやがる。どうせ、自分の不倫のこととかも書かないんだろう。何が自伝だ。」
「気を悪くしたら悪いんだけど葉っぱ臭を線香で消す話とか懐かしいな・・と思った。」
「何、それ?俺知らないよ。そんなことまで描いてるのか。俺がガキにおちょくられる訳が今分かった。」
「良くも悪くもTAKAちゃんは有名なんだよ・・・。」
「なんかバンド性年みたいな描き方で不愉快。もう女のプロデュースはしづらい。いくら俺が教えたからってアレとかドラックとかサルみたいにハマったのはあの女だぞ。全部男のせいにするなよってカンジ。」