「結局私を捨てて自分たちのことばかり。家族だと思っていたのに薄情!」
真帆が泣きながら怒り出した。
「お前こそ自分の事ばかり。お前が俺に与えたストレスの量とか考えたことがあるか?」
TAKAがむっとしながら離婚届けを突きだした。
「そうだよ。あんたがぽしゃった今、TAKAちゃんしか絵里奈を養える人はいないね。」
お母さんが続けて言った。
「不動産とかあるじゃんよ。私よりも貧乏な人でも子育てしてる人はいっぱいいるよ。」
真帆が言い返した。
「母親が覚醒剤じゃ、絵里奈もいい迷惑だろうね。別に今生の別れじゃないんだよ。私がTAKAちゃんと同居しながらいつでも子供には会わせてあげるから。」
「実の娘よりも婿養子のほうが好きだなんて信じられない。TAKAに女ができて路頭に迷っても私をあてにしないでよ。お母さんなんか知らないからね。」
「絵里奈のモデル業を再開して、私がマネージャーになるから別にお前は当てにしてないよ。」
そうお母さんが言った後
真帆は激しい怒りが湧いてきた。
そしてそれを抑えることが
もはや不可能になった。