碧いラフレシアの花 その869 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


「絵里奈だって芸能デビューするのに覚醒剤の前科の母親と同居じゃイメージが悪くて無理だよ。有名プロデューサーの愛娘ってことで、そっとしておいてあげな。」


母親の言動を聞きながら真帆は耳を疑った。





「お母さんはTAKAにそのうち雑巾みたいに捨てられるよ。」


真帆が言った。



「だから私は絵里奈のマネージャーだからいいんだよ。」


お母さんが即答した。



「真帆、どうなっても絵里奈には養育費は払い続ける。お前がいなければ円満解決なんだ。分かるだろう?」


TAKAがぼそぼそ言った。



「TAKAにとって結婚って何なの?そんなことなの???」


真帆がTAKAを問い詰めた。



「あんたにとって結婚って何なんだよ?男ばかり責めてるけどさぁ、浮気してご飯も作らないで、拒食症でみんなに迷惑かけて。」


お母さんが真帆を叱るように言った。



「ごめん。やっぱり事務所の社員に給料払ったり・・とか、プロデュースしてる連中にも責任があるし・・・。離婚してお詫びして世間を・・納得させたほうが・・・。」


TAKAがおそるおそる言った。




「世間・・・??」


真帆がぎょっとしたように言った。


「コンビニで万引きまでは行き過ぎた・・・。」


TAKAがぼやくように言った。