「絵里奈だって芸能デビューするのに覚醒剤の前科の母親と同居じゃイメージが悪くて無理だよ。有名プロデューサーの愛娘ってことで、そっとしておいてあげな。」
母親の言動を聞きながら真帆は耳を疑った。
「お母さんはTAKAにそのうち雑巾みたいに捨てられるよ。」
真帆が言った。
「だから私は絵里奈のマネージャーだからいいんだよ。」
お母さんが即答した。
「真帆、どうなっても絵里奈には養育費は払い続ける。お前がいなければ円満解決なんだ。分かるだろう?」
TAKAがぼそぼそ言った。
「TAKAにとって結婚って何なの?そんなことなの???」
真帆がTAKAを問い詰めた。
「あんたにとって結婚って何なんだよ?男ばかり責めてるけどさぁ、浮気してご飯も作らないで、拒食症でみんなに迷惑かけて。」
お母さんが真帆を叱るように言った。
「ごめん。やっぱり事務所の社員に給料払ったり・・とか、プロデュースしてる連中にも責任があるし・・・。離婚してお詫びして世間を・・納得させたほうが・・・。」
TAKAがおそるおそる言った。
「世間・・・??」
真帆がぎょっとしたように言った。
「コンビニで万引きまでは行き過ぎた・・・。」
TAKAがぼやくように言った。