「しんちゃん。私KENちゃんの事は本当に好きだった。生まれてから一番好きだった男だったの。でも向こうはそうは思ってくれなかったんだよ・・。あ・・これはTAKAに言っちゃだめよ。」
「そんなこと言いませんよ。」
「誰も愛してくれないんだよ・・・。」
真帆が泣きそうな声で言った。
しんちゃんは真帆が心配になってきた。
「真帆さん。俺から事務所に、TAKAさんに真帆さんと顔を合わせて話し合うように電話かけて言いましょうか?」
真帆の顔がぱっと明るくなった。
そんなことをしても
話し合っても
時間の問題で
真帆は捨てられるのだ・・・
しんちゃんはそう思った。
でもしんちゃんは真帆に同情した。
今まで真帆の事が好きになれなかったが、この人はこの人なりに男だの愛だのを求めて不幸にもしくじったのだ・・・と思った。
「できるだけ仲直りできるように僕も協力しますよ。」
「ありがとう。」