碧いラフレシアの花 その818 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代







乱人君は真帆を見ながら昨日の電話のKENちゃんのやるせない声を思い出した。






乱人君と真帆の目があった。



真帆がまた目を伏せた。




やましいことをした人間の目つきだ・・・と乱人君は真帆を内心小馬鹿にした。




「KENちゃんもくればパーフェクトだったのにぃ~。」


能天気にTAKAがちゃらけた。







しんちゃんがさっと席を立った。




TAKAがKENちゃんの友達のその他の2人の経営者に話しかけた。



「ライブハウスのオーディションの審査を俺がしてもいい・・。」


TAKAが上機嫌で言った。



「え・・?いいんですか?」一人の経営者が喜んだ。


「やだな~、沢田貴章さんがこんなところでオーディションって場違い。」と言いながら満面の笑顔でほかのもう一人の経営者が喜んだ。


「その代りオーディション代を全員からがっちり徴収するんだ。あと優秀だったら沢田貴章の事務所でデビューさせるって釣れヨ。」


TAKAがさらに嬉しそうに言った。













それからしばらくしてTAKAがにっこり笑って真帆を見た。



「ライブハウスのおかみになるか?奥さん?」と言いながらTAKAが真帆の手を強く握った。



真帆がTAKAの手を強く握り返しながら「全部ビジネス買っちゃいなよ。なんで折半なのよぉ。」とTAKA


耳にささやいた。



その真帆の言葉を乱人君は逃さなかった。



乱人君が真帆をさらに軽蔑の眼で見た。






真帆はそれを無視してTAKAだけを熱く見ていた。