碧いラフレシアの花 その792 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代









疲れ果てた中村さんがどさっとKENちゃんを畳の上に落とした。



「音楽やめて粗大ゴミみたいなおっさんにならなきゃいいけどね。」


ぶつぶつ言いながら布団を敷いてU子さんと持ち上げてKENちゃんを移動した。



U子さんが悲しそうな顔をした。




それからカレンダーを見て中村さんがぎょっとした顔をした。


「あれっ?今日、バイトの日だったけ???」



そう言いながテーブルの上のシステム手帳を開いた。


「あ~、手帳に書き写すの忘れていた。これからバイトだ・・寝てないのに・・。死ぬ・・。」


中村さんがぼやいた。



それからU子さんを見て


「青木君はアル中で入院歴あるから、ちょっと自分がバイトに行ってる間に見ててくれないか?」と頼んだ。


U子さんの顔がぱっと明るくなった。


「2,3時間でいいから。あと鍵はオートロックだからそのまま出ていいからね。」


中村さんはそう言いながらコーヒーを作り出した。






U子さんの胸が高鳴った。







おかめ納豆と見合いなんか絶対に嫌。




KENちゃん最後のグルーピーのU子さんの心に激しいものが起こった。




「青木君の童貞をそっとしておいてあげてね。」


中村さんが釘を刺すようにU子さんにふざけながら言った。



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