あわただしくコーヒーを飲んだ後に「青木が死にそうになったら、俺のバイト先に電話して・・。」と中村さんがバイト先の電話番号をメモしてU子さんに渡した。
それからドアをバタンと閉めてバイト先に向かった。
布団の中でKENちゃんが「真帆・・真帆・・。」と言っているのに気が付いた。
真帆とは、昨日の飲み会で沢田貴章の奥さんの早坂まりあの本名だとU子さんは知っていた。
「大丈夫ですか?」
U子さんがKENちゃんの体を揺すった。
「大丈夫じゃないけど、真帆が慰めてくれたら元気になる気がする・・・。」
KENちゃんがぶつぶつ寝言のように言った。
それからKENちゃんがU子さんの体の上に乗って来た。
「メジャーデビュー記念にやらせて・・。」
「青木さん…大丈夫?もう引退でしょ?」
KENちゃんの脳みそは少しおかしいのではないかとU子さんは思った。