「バカバカしいけどね。でも俺らみたいなおっさんの世代は真剣に何でもやったんだ。音楽でもグルーピーでも本気で好きになったりした。KENちゃんは若い時、沢田貴章がメジャーデビューの次の日に捨てたグルーピーの真帆ちゃんが本当に好きだったみたいよ。今の人のノリじゃないんだよ。」
乱人さんが寂しそうに言った。
「青木君みたいなのが一番潰しが利かなくて破滅してしまう。音楽やめて大丈夫なんだろうか・・・。」
中村さんが心配そうに言った。
若いローディーが「俺は青木さんは無茶苦茶でやらしーから、おかめ納豆と結婚して浮気できなくしたほうがいいと思う。」と言った。
「あはは・・俺の強い性欲処理してだってよ。恥ずかしくて一生言えねーよ。」
そう言った後、ローディーが爆笑した。
「KENちゃんはね、若いときはかっこよかったんだよ。沢田貴章ほどじゃないけどね。それで22歳でメジャーデビューして…12年前はね・・何もかも違った。今は金がないおっさんだけど、あの当時は他の小僧よりも羽振りが良かった時もあった。君はローディーだろう?プロのボーカルとはちょっと違うから、KENちゃんの感覚にはついていけないとは思うけど・・。」
乱人君が小声で言った。