碧いラフレシアの花 その787 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代

「バカバカしいけどね。でも俺らみたいなおっさんの世代は真剣に何でもやったんだ。音楽でもグルーピーでも本気で好きになったりした。KENちゃんは若い時、沢田貴章がメジャーデビューの次の日に捨てたグルーピーの真帆ちゃんが本当に好きだったみたいよ。今の人のノリじゃないんだよ。」


乱人さんが寂しそうに言った。




「青木君みたいなのが一番潰しが利かなくて破滅してしまう。音楽やめて大丈夫なんだろうか・・・。」


中村さんが心配そうに言った。




若いローディーが「俺は青木さんは無茶苦茶でやらしーから、おかめ納豆と結婚して浮気できなくしたほうがいいと思う。」と言った。


「あはは・・俺の強い性欲処理してだってよ。恥ずかしくて一生言えねーよ。」


そう言った後、ローディーが爆笑した。




「KENちゃんはね、若いときはかっこよかったんだよ。沢田貴章ほどじゃないけどね。それで22歳でメジャーデビューして…12年前はね・・何もかも違った。今は金がないおっさんだけど、あの当時は他の小僧よりも羽振りが良かった時もあった。君はローディーだろう?プロのボーカルとはちょっと違うから、KENちゃんの感覚にはついていけないとは思うけど・・。」


乱人君が小声で言った。