碧いラフレシアの花 その785 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代

KENちゃんはU子さんの膝の上で完全に意識が飛んでいた。



「KENちゃん大丈夫かな。音楽やめてまたアル中にならなきゃいいけど。」


乱人君が心配そうに言った。



「お見合い相手はおかめ納豆みたいだってさ。」


中村さんが面白そうに言った。



「何で沢田貴章の奥さん喰えたの?何の共通項があるの?どこで知り合ったの??」若いローディが面白そうに聞いた。



「昔、沢田貴章のバンドのボーカルだったの。この人。」乱人君がKENちゃんを指差しながら答えた。


「それって真琴君が歌っていたバンドでしょ?それ?」若いローディーが聞いた。


「うん。初代ボーカルがKENちゃんだったよ。俺がギターだった。アル中でKENちゃんはボーカルを首になったんだ。」乱人君が答えた。



「沢田貴章と今でも会う?」ローディが聞いた。


「全然。」乱人君が答えた。


「沢田貴章は昔のバンドメンバーとは全員没交渉だよ。でもKENちゃんって昔は・・TAKA・・沢田貴章とはすごく仲が良かった。俺は当時はKENちゃんはヤンキー臭があってあんまり好きじゃなかった。KENちゃんと仲良くなったのはKENちゃんがバンドを首になってからだよ。」


「沢田貴章ってどんな感じ?」若いローディーが興味しんしんに聞いた。


「見た目はあのまんまだよ。性格は今よりももっとふざけていた。今では主婦の夢だけど・・、昔は女に刺されそうで・・実際女に恨まれていた。今じゃ違うけどね。TAKAのほうは浮気してないみたいね。奥さんはKENちゃんとやりまくっていたけどね。」


「奥さんひどいな。デブになって痩せてエステのコマーシャルに出てたね。」ローディーが言った。


「あの奥さんも覚せい剤中毒で昔は大変だったんだよ。今じゃ憧れの沢田貴章の奥さんだけどね。」


乱人君が昔を思い出したように言った。


「まあ、あの夫婦はどうにかなるんだろうけど、青木君が心配だ。」


中村さんがため息をついて言った。


「そうなんだよ。KENちゃんは昔は結構しっかりしていたのに、女運がないんだ。変な女ばかりで不幸になっちゃった。」


乱人君が言った。


「おかめ納豆が青木さんを幸せにするかなぁ?」ローディが面白そうに言った。