KENちゃんはU子さんの膝の上で完全に意識が飛んでいた。
「KENちゃん大丈夫かな。音楽やめてまたアル中にならなきゃいいけど。」
乱人君が心配そうに言った。
「お見合い相手はおかめ納豆みたいだってさ。」
中村さんが面白そうに言った。
「何で沢田貴章の奥さん喰えたの?何の共通項があるの?どこで知り合ったの??」若いローディが面白そうに聞いた。
「昔、沢田貴章のバンドのボーカルだったの。この人。」乱人君がKENちゃんを指差しながら答えた。
「それって真琴君が歌っていたバンドでしょ?それ?」若いローディーが聞いた。
「うん。初代ボーカルがKENちゃんだったよ。俺がギターだった。アル中でKENちゃんはボーカルを首になったんだ。」乱人君が答えた。
「沢田貴章と今でも会う?」ローディが聞いた。
「全然。」乱人君が答えた。
「沢田貴章は昔のバンドメンバーとは全員没交渉だよ。でもKENちゃんって昔は・・TAKA・・沢田貴章とはすごく仲が良かった。俺は当時はKENちゃんはヤンキー臭があってあんまり好きじゃなかった。KENちゃんと仲良くなったのはKENちゃんがバンドを首になってからだよ。」
「沢田貴章ってどんな感じ?」若いローディーが興味しんしんに聞いた。
「見た目はあのまんまだよ。性格は今よりももっとふざけていた。今では主婦の夢だけど・・、昔は女に刺されそうで・・実際女に恨まれていた。今じゃ違うけどね。TAKAのほうは浮気してないみたいね。奥さんはKENちゃんとやりまくっていたけどね。」
「奥さんひどいな。デブになって痩せてエステのコマーシャルに出てたね。」ローディーが言った。
「あの奥さんも覚せい剤中毒で昔は大変だったんだよ。今じゃ憧れの沢田貴章の奥さんだけどね。」
乱人君が昔を思い出したように言った。
「まあ、あの夫婦はどうにかなるんだろうけど、青木君が心配だ。」
中村さんがため息をついて言った。
「そうなんだよ。KENちゃんは昔は結構しっかりしていたのに、女運がないんだ。変な女ばかりで不幸になっちゃった。」
乱人君が言った。
「おかめ納豆が青木さんを幸せにするかなぁ?」ローディが面白そうに言った。