碧いラフレシアの花 その772 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



そういえばTAKAも真帆も普通ではなかった。普通の家庭から出てきた連中ではなかった。


でも、普通ではなかったが誰も不幸にしなかった。




TAKAは結婚前は女を不幸にしたが、結婚してからは真帆を大切にして幸せにした。




全てが駄目で自分も他人も幸せに出来なかった自分の人生を振り返って、KENちゃんがため息をついた。



「あの取引先の姪っ子のお嬢さんね、すごくいい子なのよ。ご両親もちゃんとしてるの。おっとりしてすごくいい子だよ。」



「俺と結婚したら不幸になるよ・・。」

KENちゃんがもごもご言った。


「変な仕事していたから変わった女と変わった人生送る羽目になったんだよ。足を洗ってカタギになれば大丈夫。」

お母さんが胸をはって言った。

「この子ね。雅子さんっていうの。ずっと待ってるから・・って言ってたわよ。」


ずっと待ってる・・と言われても・・・写真だけ見せられて・・・・それで決めてしまうのか・・・。



KENちゃんは雅子さんがこわくなってきた。



U子さんと雅子さんだけがKENちゃんの人生の最終選択肢の女性だった。








TVの画面をふと観るとTAKAと真帆がおしどり夫婦でグルメを続行していた。





何で8年前真帆と別れたんだろう・・・。


KENちゃんは後悔した。