碧いラフレシアの花 その770 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


KENちゃんのお母さんがむっとして「あんまり先に延ばすんじゃないよ。」と言った。

それからリモコンでTVをつけた。





それは非常に間が悪い事に新春グルメ番組で、真帆とTAKAが高そうな着物を着て、高級料亭で夫婦で食べている番組だった。





沈黙がKENちゃんとKENちゃんのお母さんの間に流れた。


それから少し思い出したように


「もともと真帆ちゃんと別れた理由って何だったの・・?」とお母さんが聞いた。


「真帆が覚せい剤中毒になった・・。」KENちゃんがぼそっと言った。


「ええええええ・・!!!」普通のおばさんのKENちゃんのお母さんが驚いた。


「本当なの?」

「うん。」


高そうな着物を着たTVの画面の真帆を見て「上手く化けたね。」とお母さんが馬鹿にしたように言った。


「性格自体はそんなに悪くなかった。」KENちゃんが真帆を庇うように言った。



「お見合い決定だね。あんたは自分で選ばないほうがいいよ。」

お母さんがさえぎるように言った。