クリスマスの深夜に粉雪が降ってきた。
TAKAは寝ていた。
そっとTAKAの顔を覗いたら
高校生の時大好きだった
綺麗なベーシストのお兄さんのまんまの面影があった。
真帆は10年前KENちゃんが温泉に連れて行ってくれたクリスマスを思い出した。
自分の人生でKENちゃんほど好きになった人はいなかった。
TAKAはKENちゃんのように結婚して
浮気をしたり
奥さんに暴力を振るったりはしなかった。
口が悪くてのらりくらりとしているけど
娘のためにちゃんと家に帰ってくる。
自分の姿を鏡で見ると
もう首を吊って死にたくなったりした。
実際世間も笑っていた。
でもTAKAが死なないでね・・というと
また生きたくなった。