碧いラフレシアの花 その741 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


クリスマスの深夜に粉雪が降ってきた。

TAKAは寝ていた。


そっとTAKAの顔を覗いたら

高校生の時大好きだった

綺麗なベーシストのお兄さんのまんまの面影があった。





真帆は10年前KENちゃんが温泉に連れて行ってくれたクリスマスを思い出した。


自分の人生でKENちゃんほど好きになった人はいなかった。



TAKAはKENちゃんのように結婚して

浮気をしたり

奥さんに暴力を振るったりはしなかった。




口が悪くてのらりくらりとしているけど

娘のためにちゃんと家に帰ってくる。


自分の姿を鏡で見ると

もう首を吊って死にたくなったりした。


実際世間も笑っていた。


でもTAKAが死なないでね・・というと

また生きたくなった。