クリスマス明けの朝に真帆が朝食の為に遅く起きて来た。
TAKAは仕事でもう出かけていた。
お母さんが真帆に朝食を出した。
「あんた、TAKAちゃんに逃げられないようにするんだよ。もうあんたがおかしすぎて私だってサジを投げたくなるよ。」
真帆の目から涙がこぼれた。
「旦那さんが出かけるときにあんたは寝てるの?ご飯は誰が作るの?太ってうじうじしてる女なんかTAKAちゃんはもう嫌になると思うよ。」
真帆は何も言い返せなかった。
正月は家族みんなでハワイに出かけてTAKAが買ったホテルに泊まる予定だった。
「いくら何でももうちょっと痩せたほうがいいと思うよ。痩せて健康になって、もう一人子供を産めればまだこの結婚は何とかなるね。」
お母さんがキツイ口調で言った。
でも・・TAKAは子供の事とか体重の事はもういいから・・・
死なないで・・って言った。
真帆はぼんやりと昨日のTAKAとの会話を思い出した。
摂食障害というこころ―創られた悲劇/築かれた閉塞/松木 邦裕

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