碧いラフレシアの花 その738 TAKA34歳になる | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



真帆がTAKAの誕生日に、本人のリクエストに答えてまたポルシェを買った。


自宅の車庫に入りきれなくなったので


TAKAが真帆に買ってくれた別荘のガレージに入れた。





丁度10年前に

TAKAに振られて、TAKAが真帆からの全ての留守電を無視して会ってくれなくなったので、

真帆がKENちゃんに24歳の誕生日のプレゼントをTAKAに渡してくれるように頼んだ事を思い出した。





10年後に

こんな生活をTAKAと二人でするとは夢にも思わなかった。



真帆は名声が苦痛だった。


少なくとももっと市井の男と結婚していれば


こんな激太り写真だの激やせ写真だの

こんなひどいものを隠し撮りされることはまずなかった。



この頃から真帆の激太り写真が出回るようになった。


TAKAは主婦にウケたので

真帆は格好のゴシップの餌食になった。


食事を作らないとか

子供の面倒を見ないとか

そんな事を・・・

事実ではあるけど・・・

ボロクソ誌面に書かれた。



何で貴女が・・?

何で貴女が沢田隆章と結婚できるの・・?

という主婦のバッシングが恐ろしかった。



こんなひどい目に合うなら

金のない男と結婚して

漫画だけ描いて生きていたほうが

心の平安があったのに・・・


そうすれば世間が敵になることは

なかったのに・・・・。