編集長も副編集長もTAKAにはげんなりした。
真帆を拒食症治療で入院させるために
真帆の母親とTAKAが二人で
編集部へ連載休止のとりつけに乗り込んできた事を思い出した。
今回TAKAと真帆が去っていった後、編集長と副編集長が話し合った。
「あんな亭主がまた来るとはな。」副編集長が言った。
「先生のお母さんも怖いんだよ。家族に支配されて先生の才能が潰される。」編集長が言った。
「あのプロデューサーの亭主のせいで昔、先生失踪しましたよね?」副編集長が思い出したように言った。
「そうそう。クリスマス明けにアシスタントがマンションに行ったら、当時紐ベース弾きのあの亭主が出てきて、クリスマスに朝帰りしたら真帆が怒って消えた・・とか言ったらしい。」
編集長が言った。
「穴が開いたよなー。あの時も連載休止だよ。拒食症もあいつが実は家で暴れているからかもしれないぞ。人のせいにしやがって。」
副編集長が言った。
「小さい女の子が喜ぶから先生の結婚写真を誌面に載せたよね?あの時は先生のほうがずっと収入が上だった。あいつが変に儲けてしゃしゃり出るとロクな事がない。」
編集長が言った。
「あんな金持ちと結婚されちゃうと、先生もやる気がなくなるよ。困るよ。何で生き急ぐんだろう。結婚なんかしなくてよかったのに。子供二人とか・・紐亭主なら先生の有限会社のアシスタントでもやりながら・・地味に支えるんだろうケド。あいつはプロデューサーで女優を引退させる気分で指導してる。業種が違う。いい加減にしろって感じ。」
副編集長が言った。
「早坂先生離婚すればいいのに。そうすれば母子家庭で20年プランで描くぜ。あんなの・・・訳わからない金持ち亭主、いらないよー。」
編集長がぼやいた。
「先生は今の亭主と同棲して結婚する前に違う男と暮らしていたって、編集が言ってた。」
副編集長が言った。
「あー、パーティでアシスタントがその人は今の亭主の昔のバンドメンバーだとか教えてくれた。先生は割とアシスタントには自分の身の上を話すみたいね。アシスタントにその人の事が一番好きだったのよーとか酒飲んで泣いて絡んだそうだ。そいつと結婚すればよかったのに。そうすりゃ、生活かかってるから描くわなー。」
編集長が言った。