碧いラフレシアの花 その711 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



「ワタシ、日本でホームレスになりたくないよ。ホームレスおおいね。日本金持ちなのウソね。金持ちいるけどホームレス多い。」

「ホームレスになんかにしないよ。」

KENちゃんは内心腹が立ってきた。

でもナンシーを愛しすぎて怒れなかった。甲斐性がないから不安にさせているのかと情けなくなった。


「なんで青木さんのママにワタシは会えない?なんでお父さんに会えない?ケコーン家族のつきあいね。なぜワタシを隠す?親にナイショのケコーンは駄目ね。つづかない。」

KENちゃんは恥ずかしくなってきた。


「ごめん。ごめん。お金もないし、不安にさせてるよね?でもナンシーには日本にいて欲しい。結婚すれば日本にいれるんだろう?」

「だれも外国でビンボーしたくないね。親に言えないケコーンはあやしいね。」



それはそうかもしれない。

KENちゃんは自分が恥ずかしくなってきた。


「でもナンシーは俺が好きなんだろう?好きなだけではだめなの?」

「だめですネ。」

イノセントで可愛いナンシーがはっきりと言った。


KENちゃんが引きつった。


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