碧いラフレシアの花 その710 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代

「え?俺はフィリピンには住めないよ。結婚しようよ。このままバイバイなんて悲しいよ。」

KENちゃんがひざまずいてナンシーの手を両手でぎゅっと握った。


「ワタシ、日本に金もうけるために来た。」

「ああ・・・。」

「もうフィリピンに家建つくらいもうけたぞ。」

ナンシーが男言葉で続けた。



この会話は何なのだ・・?????

KENちゃんのまゆ毛が上がった。


「青木さんスキ。でも青木さんの仕事は家にいないコト多いね。さびしいよ。」

「ごめん。ツアーが多いから。でも大切にするよ。」

「このアパートでひとりでいても仕様がないネ。」

「寂しくないように電話するから。そんなことで嫌になったの?」

「このアパート狭いね。ケコーンしたら普通のおくさんをやりたい。子供ほしい。でも金ないし、狭いしね。」


おい・・・。イノセントだと思ったナンシーがこんなことを言うのか???


「これならフィリピン帰って家建ててフィリピンの男とケコーンのほうがいいかも。」


何をこいつは話しているのだ????

気は確かなのか??


「ケコーンして水商売いやね。ワタシカトリックね。フィリピーナみんなカトリック。離婚だめね。」


訳が分からない!!!

KENちゃんは引きつった。


「水商売じゃないバイトでもすればもっといい場所に住めるよ。」

「日本でビンボーよりもフィリピンで金持ちのほうが安心ね。」


何の話しをしてるのだ??????