「え?俺はフィリピンには住めないよ。結婚しようよ。このままバイバイなんて悲しいよ。」
KENちゃんがひざまずいてナンシーの手を両手でぎゅっと握った。
「ワタシ、日本に金もうけるために来た。」
「ああ・・・。」
「もうフィリピンに家建つくらいもうけたぞ。」
ナンシーが男言葉で続けた。
この会話は何なのだ・・?????
KENちゃんのまゆ毛が上がった。
「青木さんスキ。でも青木さんの仕事は家にいないコト多いね。さびしいよ。」
「ごめん。ツアーが多いから。でも大切にするよ。」
「このアパートでひとりでいても仕様がないネ。」
「寂しくないように電話するから。そんなことで嫌になったの?」
「このアパート狭いね。ケコーンしたら普通のおくさんをやりたい。子供ほしい。でも金ないし、狭いしね。」
おい・・・。イノセントだと思ったナンシーがこんなことを言うのか???
「これならフィリピン帰って家建ててフィリピンの男とケコーンのほうがいいかも。」
何をこいつは話しているのだ????
気は確かなのか??
「ケコーンして水商売いやね。ワタシカトリックね。フィリピーナみんなカトリック。離婚だめね。」
訳が分からない!!!
KENちゃんは引きつった。
「水商売じゃないバイトでもすればもっといい場所に住めるよ。」
「日本でビンボーよりもフィリピンで金持ちのほうが安心ね。」
何の話しをしてるのだ??????