「ナンシーはきょうだいがいっぱいで長女だから子供の面倒は慣れてるって。俺の息子の面倒ちゃんと見るって言ってくれたよ。」
「青木君。ナンシーは竹内さんにワタシは母一人子一人だからお父さんみたいに年上の男が好きって言ったよ。」
KENちゃんが引きつった。
「結婚だけはやめな。戸籍にもう一回土がついてもいいとか、ボランティア感覚だったら何も言わない。でも青木君には幸せになってほしいんだよぉ。」
「ナンシーがそんな子だなんて・・・。」
「いや、悪い子じゃないよ。でも生き延びる為に残酷なことをしなきゃいけないのかもしれない。向こうが青木君と同じ温度で好きかどうかなんか分からないよ。」
「でもナンシーのビザがもうすぐ切れるんだ。」
KENちゃんが嘆くように言った。
そら来た!
そら見た事か!
中村さんが呆れた顔をした。