碧いラフレシアの花 その698 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


「でもさ、やっぱり苦労した女の子だから、もっと条件のいい男が出来たらそっちに乗り換えると思うヨ。それが彼女の職業の性質だからね。それは彼女のせいじゃなくて、環境のせいだから責められないけどさぁ。」

KENちゃんがむっとした顔をした。


中村さんは俺がナンシーをモノにしたからひがんでるんだ・・・・。


KENちゃんがせきを切ったように続けた。


「ナンシーはね、青木さんワお金ないけど結婚したいヨ・・って言ってくれる。家事なんか凄いよ。ちゃちゃちゃって終わっちゃう。フィリピンの朝は水汲みから始まるから、日本の家事なんか楽勝だってさ。」


中村さんが焦った。


「結婚はやめなさい。リスクでかすぎ。」

「別れた女房が自殺した俺には今更失うものもないけど。」

「青木君・・無茶苦茶。」

「はやしてナンシーを勧めていたのは中村さんと竹内さんだったハズ。」

「こんな現実案が進行してるとは思わなかったよ。」

「だいたいナンシーと結婚して損する事ある?そのリスクって何ですか?」

「青木君の金目当てじゃないよ。だって君は金ないもん。でも日本人と結婚すると日本に在留できるので・・。ビザとかパスポート目当てかなぁ~。」