碧いラフレシアの花 その697 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



「ナンシーは本当に純な子で、日本に来るまで処女だったんだよ。お店のお客さんに騙されて、でもそいつは調子のいい事を言って、ナンシーの女の子の大切なものを貰うだけもらって、店に来なくなったんだって・・。」

KENちゃんが言った。


中村さんのまゆ毛が上がった。


ナンシーのその話は中村さんもナンシーから聞いたし、竹内さんも聞いたという。


一体何人の客にその話しをしてるんだよ、ナンシー?



中村さんはヒトコトKENちゃんに言おうとしたが、それはやめた。


「俺はそんな奴は許せない。誰だ、そいつはー。」

KENちゃんが続けた。


きっと俺とナンシーだけの秘密とか思ってるんだろうな。かわいそうになぁ、青木・・・・。

中村さんは何も見えていないKENちゃんが可愛そうになってきた。