「ナンシーは本当に純な子で、日本に来るまで処女だったんだよ。お店のお客さんに騙されて、でもそいつは調子のいい事を言って、ナンシーの女の子の大切なものを貰うだけもらって、店に来なくなったんだって・・。」
KENちゃんが言った。
中村さんのまゆ毛が上がった。
ナンシーのその話は中村さんもナンシーから聞いたし、竹内さんも聞いたという。
一体何人の客にその話しをしてるんだよ、ナンシー?
中村さんはヒトコトKENちゃんに言おうとしたが、それはやめた。
「俺はそんな奴は許せない。誰だ、そいつはー。」
KENちゃんが続けた。
きっと俺とナンシーだけの秘密とか思ってるんだろうな。かわいそうになぁ、青木・・・・。
中村さんは何も見えていないKENちゃんが可愛そうになってきた。