碧いラフレシアの花 その695 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代





飛行機の中で




乱人君は音楽しかやったことがなくて


結婚も離婚も子供も経験がない


永遠の21歳だからそんな発言が出るんだ



・・・とKENちゃんは不愉快になりながら乱人君の冷たい反応と言い草を思い出した。






中村さんが


韓国は儒教の国で女の子の身持ちがいいから


楽しい事なんか何もないよ


・・・・とKENちゃんに釘を刺した。



アメリカツアーはゲイにしかウケなかったし、

もうこんな仕事をこの年でしていると

KENちゃんにはナンシーしか無理の様な気がしてきた。



中村さんくらいアート性が強い人がやるバンドだと

ファンは男かアクとクセの強い変わった娘しかいないという現実があった。



飛行機が離陸して

街が

道路が

橋が

みんな小さく消えていった。