店内に入るとフィリピーナが次々に籠の中に食料品を入れだした。
「青木君、割り勘でお願いね。彼女達も時間外勤務だからね。」中村さんがKENちゃんに耳打ちした。
フィリピーナは皆同じアパートに住んで相部屋なんだそうだ。
だからまとめてKENちゃんと中村さんが支払うというシステムだった。
KENちゃんがびっくりしたことに、フィリピーナが生理用品やコンドームなどかなりあざとい物もどんどん籠に入れだしはじめた。
赤い籠の中のタンポンやコンドームを見ながらKENちゃんは虚しくなった。
あのゴム他の客相手に使うんだろうな・・・。
どっと現実が見えてきた。
ふと見るとナンシーが雑誌のコーナーに独りで立っていた。
KENちゃんの胸が高鳴った。