碧いラフレシアの花 その690 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


店内に入るとフィリピーナが次々に籠の中に食料品を入れだした。

「青木君、割り勘でお願いね。彼女達も時間外勤務だからね。」中村さんがKENちゃんに耳打ちした。

フィリピーナは皆同じアパートに住んで相部屋なんだそうだ。

だからまとめてKENちゃんと中村さんが支払うというシステムだった。


KENちゃんがびっくりしたことに、フィリピーナが生理用品やコンドームなどかなりあざとい物もどんどん籠に入れだしはじめた。

赤い籠の中のタンポンやコンドームを見ながらKENちゃんは虚しくなった。

あのゴム他の客相手に使うんだろうな・・・。

どっと現実が見えてきた。



ふと見るとナンシーが雑誌のコーナーに独りで立っていた。


KENちゃんの胸が高鳴った。