碧いラフレシアの花 その688 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代




スーパーマーケットの前に中村さんとフィリピーナがいっぱい集合していた。


日曜日の午後だった。


KENちゃんは顔から火が出るくらいに恥ずかしくなった。



30代のへヴィメタのおじさん2人とフィリピーナがいっぱいの図は恥ずかしかった。


何でこんなところに来たんだろう・・・とKENちゃんは後悔した。


買い物のおばちゃんがじろじろとKENちゃんを見た。




中村さんの後ろに隠れるようにナンシーがいた。


こうでもしないとナンシーとはお友達にはなれなかった。


お店以外のナンシーがどういう娘なのかKENちゃんは知りたかった。



中村さんは基本が仙人だからこんな企画が立てられるのだろうと思った。


中村さんがフィリピーナの数を数えていた。


遠足の引率みたいだとKENちゃんはげんなりした。



それでもナンシーに会いたかった。



それが世間で言う「ハマる」という事なんだと

KENちゃんはずっと後になって気がついた。



数を数えていた中村さんが「あ~、ひとり足りない誰だ~?」と言った。

「シンディじゃない?」ナンシーが可愛い声で言った。




もうそういつは置いてスーパーに入ろうぜ

もう恥ずかしいから店内に入ろうぜ・・・


KENちゃんは内心イライラしていた。


シンディとKENちゃんの目が合った。

「青木・・さん・・だよネ?」

「うん。」

シンディがお客さんがいっぱいいるのに、自分の名前を覚えてくれていたのが・・・・


こんなにも嬉しかった。