碧いラフレシアの花 その670 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



次の日の朝にKENちゃんが実家を後にした。


玄関の所でKENちゃんの息子がにこにこして手を振った。




自殺した妻の母親のまだらボケは進行して、もう孫のこともよく分からない状態だと言う。


落ち着いた感じの妻の父親は、KENちゃんの汚点を孫には吹き込まなかった。



KENちゃんの結婚時代の浮気も暴力もこれで全て封印された。



あんまりにも無邪気な息子の顔を見て

今更ながら罪悪感が湧いていた。

特に妻の父親に対して

本当に申し訳なくなってきた。



考えて見ればどの女も幸せにはしなかった。


もう全員死者かどこか危ういタイプしか存在しなかった。




真帆は今でも一番愛してると不倫中にKENちゃんに連発したが



真帆の気持ちは無意味に燃焼している気がした。



真帆は何故結婚し続けているんだろう?

真帆にとって子供はどういう存在なんだろう。


永遠に昔のままで時がとまっている真帆にKENちゃんは少しついていけなかった。



真帆はずっと同じ仕事をして

同じ男と暮らし続けて

昔のまま時が止まっていた。








KENちゃんはもう違った。