碧いラフレシアの花 その650 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代

真帆はそのままベットに戻った。


一睡も出来ないで朝を迎えた。


クリスマスの25日の太陽がカーテンから眩しく覗いた。





23歳のクリスマスの朝にTAKAが朝帰りをしてきて


動揺してマンションを飛び出した事を思い出した。



あのあと青函連絡船から海に飛び込もうとして真帆は自殺未遂に失敗した。



カーテンから碧い空が覗いていた。


あの時飛び込もうと思った海とおんなじ色だった。



そんなにTAKAが好きだったのかな???



いや・・・・、違うと真帆は思った。





その前年にKENちゃんと真帆は別れていた。



もうあの時から愛のない人生が嫌だった。



愛のない人生がだらだら続くくらいなら全部止めたいと思った。






もう今は死ぬ勇気もなかった。



死にたいと思っていた時のほうが

まだ人生に期待していたらしい・・・・



朝目が覚めたTAKAが真帆に「サービスのないクリスマスだったな。」と嫌味を言った。


真帆は何も答えなかった。




「子供を作る時期についてはまたあとで話そう。」

TAKAが真帆に言った。


「お前ちゃんと食えよ。何かあると食わなくなって家族を困らせるんだから・・。」

「食べるよ。」

「子供じゃねえんだから、自分の体の管理ぐらいしろよ。ちゃんと子供産めるようにキチンと食えよ。」




もう真帆は何も聞いていなかった。