碧いラフレシアの花 その649 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



もっと若い時になんで生まれてきたんだろうと思うときがあった。


自分が子供を産んでから、何でじゃなくてただ生まれて来るんだよ・・という事実に気がついた。




真帆の両親はでき婚らしい。

どうも望まれて生まれてきたわけではないし

父親に似てそのうち自分がおかしくなる日も近いと真帆は感じていた。


何でTAKAがおそらくキチガイかもしれない

次の子供をまた作りたいのか真帆には分からなかった。




この家の中で真帆は小さく生きていた。

変に儲かりだした婿養子のTAKAがリードを取るようになり

あんなに紐ベース弾きとTAKAをバカにしていた母親が

TAKAちゃん、TAKAちゃんとTAKAを崇拝するようになった。



やだな・・母娘で男の趣味が悪いらしい・・・


真帆は何となく笑い出した。



いつも小さい頃から逃げ出したかった。



でも結局駄目だった。