碧いラフレシアの花 その642 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



「旦那さん、もう気がついてるんじゃないの?」

「何か、一回不倫で最初に抱いた後、ちょっと俺が真帆に冷たくしたら・・沢田隆章が俺の働いてるコンビニに来たよ。勘付いているのかな?真帆は繊細だからもて遊ぶなみたいな事を言って帰った。」

「繊細なの?」

「繊細みたい。真帆の親父が精神分裂症だったから、真帆も繊細で最近よく食ってないから、手を出すなみたいな事を言われた。」

「もう、やめたら?青木君。恐ろしいよ。」

「そう思って、一回寝た事は知らばっくれて、分かった・・って答えた。絶対に不倫は認めなかった。・・というか、TAKAは妻を信じていた。」

「すぐにそんな不倫はやめたほうがいいよ。」

「そう思ってたし、それから連絡が真帆からはなかった。でも、なんか付き合い長かったから、俺も真帆が心配になって会いたくなってきた。」

「駄目!駄目!青木君はもう全然駄目!」中村さんがゲキを飛ばした。



「その後何故か真帆から連絡があって・・1ヵ月に一回くらい二人でしてる。ずるずる。」

「沢田隆章なんか億万長者なんだから、帝国探偵社でも顧問弁護士でも何でも出てくるよ。慰謝料とか請求されたらどうするの?」

「請求されても、俺には支払い能力がないから、裁判所も見逃がしてくれそう。」KENちゃんが言った。

「ああ、そうだな。訴え損だなぁ。」中村さんが笑った。