碧いラフレシアの花 その632 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


TAKAがキスをしてきた。


「俺は真帆にもちゃんとプレゼント買って来たんだぞ。」


それからTAKAが違う部屋に行って真帆へのプレゼントを持ってきた。


「喜んでもらえるといいいんだけど・・・。」



箱を開けるとシャネルの時計だった。


「こ・・こんなの・・。ありがとう。」

「真帆、もっと俺のカードがんがん切って買い物していいんだよ。全然金を使っていないじゃないか。」

「家で漫画の仕事してるから高い服買っても着ていくところもないし・・時間もなくて・・。」




真帆は心のどこかで

高い服を着たら

コンビニで働いてるKENちゃんに

引かれてしまうのでないかと

不安だった。



遠い昔田中さんにシャネルのピンクの財布を買ってもらって

親父に貢がせてると・・・・

23歳のTAKAに怒られて

泣いた10代の頃の自分を思い出した。