TAKAがしばらく経ってからまた寝室に戻ってきた。
「おんぶして部屋をぐるぐる歩いてみたら安心して泣きやんで寝てくれたよ。」
TAKAが凄く嬉しそうに言った。
「TAKAがそんな子煩悩な人だとは思わなかったよ。」
真帆が呆れたように言った。
「真帆はお母さんが元気なうちに二人目を作ったほうがいいよ。子育てが下手だし、まずやる気がないもん。」
TAKAが馬鹿にしたように言った。
「私はもう子供は作らない。」
真帆が言った。
「何で?冗談だよ。もう一人くらい作ろうよ。」
「自分の事、死ねばいいのにとか奥さんに言われて・・・そんな奥さんの子供はもう作らないほうがいいんじゃないの?」
「死ねばいいのにってあと5千回言われてもいいから、俺は子供欲しいなー。」
「もういやだよ。」
「もっと子育てに協力するから。お前、漫画家やめろよ。俺の金全部渡すから子育てに専念しろよ。」
「そういうことじゃ、ないんだよ。私の性格が子育てとか・・結婚とか・・全然駄目なんじゃないかとか思うし。」
「今更駄目なのなんか分かってるよ。ツアー中だって浮気しそうな怪しい女房だったし。それでも一緒に頑張ろうよ。俺はずっと家族でいたいよ。」
「TAKAの事を愛してるかどうか・・もう自分でも良く分からない。」
真帆が涙ぐんだ。
もし妊娠なんかしたら
TAKAの子供を妊娠した体なんか
KENちゃんは
もう抱いてくれない。
それが真帆は怖かった。