碧いラフレシアの花 その613 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



TAKAが後日サンク★に赤いポルシェと豹がらのビブロスのジャケットでやって来た時、KENちゃんは仰天した。


真帆の言うとおりに本当にサンク★に来たんだな・・・とKENちゃんは思った。






レジの所でTAKAが話しを切り出した。




でも内容はKENちゃんが想像したものとは大きく違った。


KENちゃんはTAKAが真帆の浮気の文句を言いに来たのだろうと思っていた。


それは当たらずとも遠からずだったが


かなり様相が違った。




「最近、真帆が変なんだ。もし、KENちゃんのライブに現れたり、出待ちしたりしても、適当にあしらってくれ。構わないでくれ。」

「真帆は、俺のライブなんか来ないと思うよ。」

「最近本当に真帆が情緒不安定で変なんだ。真帆は父親が精神分裂症だったし、突然失踪して自殺未遂したこともあるし・・。行き詰ったら、とち狂ってKENちゃんを頼りそうな気がするんだ。でも話がおかしくなるから、適当に流してくれ。寝たりしないでくれ。」

「俺の所になんか来ないよ。」

「この間ライブに来てなかった?」

「知らない。お客さんなんか全員見えるわけじゃないだろう?」

「あとここに来た美穂が言ってたことだけど・・俺は美穂とは出来てない。美穂は社長の愛人だけど、俺は全くあの子には興味がない。だからいいだろう?とか、そういうノリで真帆にちょっかいを出さないで欲しい。KENちゃんが思っているよりも真帆は気が弱いし、本当にかなり危うい。」

「どういう風に真帆は変なの?」

「眠れないみたいだし、ご飯もあんまり食べない。真帆のお母さんがこのまま父親みたいになって行くんじゃないかと心配してるよ。」

「そ・・そうなんだ。」

「このコンビニにふらあと真帆が現れても、適当にあしらってくれ。どうせKENちゃんは真帆なんかどうでもいいだろう?そっとしておいてくれ。」

「分かった。」